クウシンサイの花が咲いた。花はアサガオに似ているが、ヒルガオ科サツマイモ属の野菜だから似ているのは当然だ。
クウシンサイは中国語の空芯菜(コンシンツァイ)の日本語としての音読み。この空芯菜(クウシンサイ)、何の目的かは知らないが某氏が商標登録している。だからだろうか、種苗会社ではエンサイとかエンツァイの名称で種子を販売している。
花はアサガオやサツマイモと同様に短日で開花する。この品種は白色だが、品種によっては中心がやや紫がかったものもある。ホウレンソウよりも栄養価が高いとか、シュウ酸を含んでいないので安心とか言われているが、Wikipediaにはホウレンソウよりもシュウ酸含量が多いと書かれている。果たしてどちらが事実なのか、色々と調べているがまだデータが見つからない。
さて、下の画像はバンカープランツのソルガム(高糖度ソルゴー:雪印種苗)にやってきたヒエノアブラムシ(と思われる)。ちょうど、アリ(種類不明)が甘露をもらいに来ていた。ヒエノアブラムシはイネ科などの植物に寄生する害虫だが、今の時期ポタケにはイネ科の野菜はないのでバンカープランツとしてうってつけの植物だ。
すでに立冬を過ぎたが、ポタケにはアリ類の他にも、クモ類、アマガエル、チョウ類、ハサミムシ、ヒラタアブ類など多くの益虫や小動物が、まだまだ元気に活躍中だ。
ところで、今回、家の光協会出版の「やさい畑」冬号(11月3日発行)の「畑の益虫図鑑」を監修しました。ポタケにやってきた害虫や益虫、小動物の観察をしているうちに、最近はすっかり虫好きになってしまいました。そんなことから、出版社さんから監修を依頼されました。「やさい畑」は全国書店で販売中ですので、本屋さんに行くついでがありましたら、お手にとってご覧いただければ幸いです。目をこらして見ていないと見つからないような益虫もたくさん載っています。
コメント
お元気になられてよかったですね。何度か訪問しましたが更新がなかったので心配しました。
これからも無理なさらぬよう活動してください。
うちの畑でも空芯菜の花を見かけます。秋深くなって咲くようです。
サツマイモにも咲きました。同じような形をしています。アサガオ科なんですね。
ぎゅうちゃん さま
コメントありがとうございます。
寒かったり、暑かったりで体がついていけなかったようです。
今年は4種類のサツマイモを栽培していましたが、残念ながら花は咲きませんでした。
花が咲きやすい品種を選べばよかったと思います。
来年はキダチアサガオに接いで花を咲かせる予定です。