ヒラタアブ 畑の益虫

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日本に30種以上いるというヒラタアブ。
姿がハチに似ているがハチの仲間ではない。また、アブと名前がついているが、いわゆるアブの仲間でもない。ハエの仲間だ。といっても、イエバエなどの仲間でもない。実に複雑だ。
ヒラタアブの幼虫はウジ虫状でアブラムシを補食する。顔のまわりにまとわりついたりするからかもしれないが、衛生害虫に分類されていたりする。しかし、たいせつな益虫だから、やたらに駆除しない方がよい。
成虫の餌は花粉や蜜。花から花へと花粉を運ぶ働きをするので、虫媒花にとっては大切な花粉の運び屋だ。
ヒラタアブはよくホバリングするので、飛んでいる姿を撮りやすい。飛翔する昆虫写真が撮りたかったら、ヒラタアブから始めるといい。
画像のヒラタアブはホソヒラタアブだろうか。体長は10mmほど。セイヨウタンポポの花の前でホバリングしていた。

hirata.jpg

※OLYMPUS PEN E-P5 MACRO 60mm F2.8で撮影。