コンテナに植えてあるイチゴの花が満開だ。5月頃には収穫できるのだが、赤い実を楽しむだけで、ほとんど食べたことがない。そして、最後はダンゴムシとナメクジのごちそうになってしまう。
イチゴの管理は特別何もしていない。親株は秋に抜き捨ててしまい、子株をそのままコンテナにおいておく。本来は用土の入れ替えと子株の育苗、植え付けという手順で栽培するのだが、ものぐさの私としてはその作業が面倒だ。そこで、こんなやり方で3年も経ってしまった。でも、こうして立派な花が咲いて、大きな実も着く。ただ、手抜きしていないのは水やり。夏場は水分が足りないと葉がしおれるから分かるが、冬場は葉も小さく土の乾燥がわかりにくい。だから、水不足で枯らしてしまわないように定期的に水やりをする。
花や実物は、咲いているときや実が着いているときは面倒を見るが、花が終わってしまったり、落葉してしまったりすると管理がいい加減になりがちだ。スイセンなども、花が咲き終わる頃には葉が茂って倒れ見苦しい。そこで、葉を刈り取ってしまう人がいるが、これでは来年立派な花を咲かせようとしても咲くはずがない。この葉でできた養分を球根に蓄えて来年の花を作るからだ。見苦しくても、来年の花のためには枯れるまで葉は残しておいた方がいい。
今年実が着いたイチゴの親株は大きくて立派に見えるが、来年は実付きが悪い。そこで、この親株だけを抜き取り、子株に更新する。普通は自分で作った苗を植えたり、購入苗を植えたりするのだが、毎年植え替えは面倒だ。畑の栽培でもそうだが、多少収穫が少なくても手間をかけたくないという場合には、親株だけを抜き捨てて、植えかえしないで栽培する。この栽培方法はコンテナだけでなく、畑でも可能だ。こんな栽培法もあるので試してみるといい。
コメント
イチゴの手抜き栽培
こんばんわ、なるほど!広い畑ではもっと多くの子株が出来るでしょうね。