「ちひろ美術館」の「おやきとほうじ茶」

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 外出のついでに、ちょっと足をのばして「ちひろ美術館」にいった。

 展示を全部見終わってから、カフェで「おやきとほうじ茶」のセットをたのむ。カフェは、チケット売り場の脇のスペースと室外の庭に面した一角。合計でテーブル数が10個ほどの広さだ。私が座ったテーブルには、小さなガラスの器にビオラが2,3本さしてあった。花壇や鉢物でみるマッスのビオラもいいが、こんな風に単体でみるビオラも美しいものだとあらためて思う。

 間もなく運ばれてきた「おやき」は、思ったより大きめ。はじめに丸い方を食べてみる。中からは細く切ったきんぴらゴボウが出てきた。味は甘めだが、甘すぎていやになるほどの甘さではない。トウガラシが少し使ってあるらしく、ピリッとした間隔が舌先に残った。

 もう一個のは楕円形でやや大きめだ。何が入っているのだろうと一口囓ってみると、中から何やら黒いものが……。よく見ると、なすのおやきだった。これも、まえに信州にいったときにお焼き専門店で買って食べたのと同じ味で美味しい。

 美術館からの帰り道は、行きと違う道を通ってみた。一方通行の狭い露地を曲がると、農家らしき門構えの家があった。東京というと雑踏と車のイメージがあるが、このあたりは緑保全地域だけあって、植木畑などもあちこちに残っていて閑静なたたずまいだ。そんな緑の中を、いまをさかりと咲き誇る花々を眺めながら駅に向かった。

コメント

  1. みいみん より:

    Unknown
    こんばんは。
    いわさきちひろさんの絵、近くの美術館に来た時見ました。
    彼女の原画を見たのは多分、その時が最初でしたがとても気持良く観賞したことを思い出しました。
    おやき、おいしそうですね。なすのおやき、食べてみたいです。