スイセンの絵が完成した。房州へ旅行したときにお花畑で株を分けてもらったものだ。今回は時間をかけて細密に描いてみた。
スイセンは、咲き終わってしまうと葉が倒れたりして汚らしい。つい、切って片づけてしまいたくなるが、この時期の葉は大切だ。葉でできた養分が球根に蓄えられ、来年のエネルギーになるからだ。初夏になって葉が枯れたら球根を掘りあげ植えかえるとよい。
しかし、植えかえやすいところにあればそれも可能だが、庭の植木の間に植えてあるので毎年掘りあげることもできない。植え替えは数年にいちど、庭のレイアウトを変えるときぐらいだ。我が家のスイセンの花付きがよくないのはそんな理由からだ。
今年は冬が早くやってきていつもより寒さがきびしかった。そのためか芽の出るのが遅かったのだが、急に暖かくなったので、さっと咲いてさっと終わってしまった。それは、スイセンだけでなく、シデコブシもヒュウガミズキも同じだ。
けさ、庭の片隅のポットに播いたペカンナッツの様子をみた。ペカンナッツの種は都内のナッツ売り場で買ったもの。いつ収穫したものかも分からないし輸入時に薫蒸もしているだろうから芽が出ないかも知れない、と思ったが試しに播いてみた。ポットの土を少しよけてみると白い根が出始めている。
ペカンナッツの木はまだ見たことがない。どんな葉が出るのか、どんな木になるのか今から楽しみだ。葉が展開したらまた細密に描いてみたい。
私はいろいろな種を播いて、その芽の形や様子を絵ことも楽しんでいる。人があまり目にしないもの、気がつかないものを描いていきたい。そして、私と同じような興味を持つ人に知らせていきたいと思う。
コメント
水仙の細密画
久し振りで細密画を見せて頂きました。描かれる人の目を通して、対象植物の特徴がよく判ります。
私のブログへのコメント恐縮です。実はブログを農園の方々への伝達手段としても使っていますので、 途中から「ます調」に変えました。