きょうはベニバナを描いてみた。紅花は西南アジア原産のキク科の二年草。飛鳥時代には日本に渡来していた。
ベニバナの花色は鮮黄色だが時間が経つにつれて紅色に変わる。はじめてこの花を見た人はどうしてベニバナなのか分からないかも知れないが、切り花用の「白花紅花」というのもある。
ベニバナの名の由来は紅を採る花の意味。花の先(筒状花)だけを摘み取って使用するので、古くは末摘花(すえつむはな)ともいわれた。クレノアイとかクレナイ(くれなゐ:呉藍)とも言ったが、これは呉(昔の朝鮮半島の国名)という地名からそう呼ばれた。
ベニバナの花からは黄色や紅色の染料がとれる。また、ベニバナの種子から絞った油は高級な食用油になる。これがサフラワー油だ。サフラワーはベニバナの英名。サフラワー油にはコレステロールを減らす効果があるリノール酸がたくさん含まれているそうだ。
山形では、紅花麺、紅花茶、紅花漬けなど、エディブルフラワーとしていろいろな食品に混ぜて用いた特産品がある。筒状花(花びらのように見える部分)を乾燥させたものは漢方では婦人病の薬として用いられる。だから、これらを食べることによって、そんな効果も期待出来るかも知れない。
きょう描いたベニバナは、すでに花が紅色に変わっていたので咲いてから数日経ったものだろう。来年は自分で種を播いて、咲きたての黄色い花を描きたいものだ。
コメント
Unknown
教えて下さい。 耕種的防除と言う方法はどんな方法なんですか?
Unknown
すてきなイラストですね
水彩ですか?
紅花の色が、ものすごくいいです!!
これからも宜しくです☆
絵について
この絵は水彩画です。花の絵を中心に描いてますが、なかなか思うように描けないのです。
Unknown
すてきな水彩画ですね。
思わず見とれてしまいました^^
ベニバラ油はよくききますが、実際にベニバラを詳しく調べたことなかったです。
漢方薬にもなるんですね。一度つくってみようかな