トウモロコシの害虫

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 ジャイアントコーンを播こうと思う。しかし、いまから播いたのではアワノメイガの被害が心配だ。

 アワノメイガはトウモロコシの芯に入ったり、実に入ったりして食害する害虫だ。買ってきたトウモロコシにもときどき入っていて、皮をむくと中から白いウジのような幼虫が出て来たりする。虫はとって捨ててしまえばいいようなものだが、虫に食われたトウモロコシは異臭がして不味い。

 農家ではこの害虫を駆除するのに農薬を散布する。割に簡単に散布出来るのが粒剤だ。粒剤は雄穂の出穂期、つまりトウモロコシのてっぺんに穂が出始めたときと、雌穂(いわゆるトウモロコシの毛:絹糸ともいう)が出始めたときに粒剤をひとつまみ、その部分に振りかけるだけだ。これで、アワノメイガによる被害は防げる。

 最近は、遺伝子組み換えで害虫に強い品種の育成もされているという。遺伝子組み換えは自然界でも普通に起こっていることで、考え方によっては恐れるようなものではない。しかし、まだ最新の技術であるだけに、遺伝子組み替えで作られたものの安全性が実証されていないことは不安だ。

 アワノメイガは黄色い光を嫌うそうだ。これなら農薬も使わずに済みそうだが、家庭菜園ごときにそんな設備もないし、そんな経費もかけたくないだろう。

 従来の品種で、農薬を使いたくない、しかも害虫の被害を避けたいというときは早蒔きすることだ。この害虫が発生する高温期になる前にさっさと収穫してしまえばよい。早播き、早どりを心がけることだ。

 ところで、ジャイアントコーンはどうしようか。いつも粒状の油で炒ったものにしかお目にかかっていないので、ぜひ収穫したての代物にお目にかかりたい。やはり、アワノメイガの餌食になる覚悟で栽培を決行しよう。

コメント

  1. いわみ より:

    Unknown
    確かに農薬を使えば害虫は防げるのですが、でもそれじゃ自分でつくるのならおもしろくないですね。
    害虫がでるのはある程度覚悟して、害虫にまけない野菜作り、土つくりをしたいものですね。

  2. 菜園ブログ より:

    アワノメイガとベニバナの絵
    最近は植物の出す香とか、色で防虫する技術も発表されている様ですね。虫の方はどんな対応を取るのでしょうか? ベニバナの水彩画とくと拝見させて頂きました。

  3. とうもろこし
    こんなとうもろこし、よく見かけますが害虫の仕業だとは思いませんでした。私は、遺伝子組み換えは抵抗があるので、「組み替えでない」表示があるものを探して購入しています。自分で、作れたら一番なので、頑張ります!今後ともよろしくお願いしますね。

  4. 吉ちゃん より:

    Unknown
    いま私の植えているトウモロコシのビッグサマーはまだ小さいからでしょうかアワノメイガらしい被害は
    出ていませんがご指摘の穂が出た頃に粒剤をふりかけて被害を防ぎたいと思います。