絵描き虫　エカキムシ

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　今日は、私が習っている水彩画の先生、赤塚美知子氏の個展を見に行った。（写真）

場所は、東京都中央区銀座１－５－１　第３太陽ビル２F　ぎゃらりぃ朋。
６／９（金）から１７（土）
１２：００から１９：００　※１１（日）休廊

　油絵が中心だが、葉書サイズの版画も展示されていた。点数は少ないが、女性を描いた油絵はすばらしい。今回は聞きそびれてしまったが、よく、神話などをテーマにして描いているようだ。版画は十二支をテーマにしたもの。赤塚氏らしいユーモアと発想が面白い。伺ったところでは、電車に乗っているときとか、お風呂に入っているときにふと思い浮かぶのだそうだ。電車に乗ると眠くなって寝てしまうようでは駄目だと自戒する。

　今回は展示していないが水彩画もすばらしい。遊友出版の水彩アート「花を絵」（２０００年７月発行）の作画は赤塚氏が担当している。絵を描かれる方は是非参考にしたい本だ。

　このところ個展が目白押しだ。先日はネイチャーアートの師である松原巌樹氏の展覧会に行った。こちらは池袋の書店の一角に展示されているもの。個展というと、慣れないうちは何となく敷居が高いような気がするが、書店の一角なので誰でも覗ける。https://potager.jpのリンク集から松原氏のページにとぶと展覧会の案内があるので、近くの方は是非見て欲しい。スズメやキジバトなど身近な鳥が繊細に描かれていてすばらしい。

　先週の土曜日には、損保ジャパン東郷青児美術館（新宿）で開かれている現代植物画の巨匠展を見てきた。いままでは、図鑑に載っているような絵がボタニカルアートだという観念を植え付けられていたが、現代植物画には構図や視点にユニークさがあり見ていて楽しかった。

　先週末から今週にかけて、すばらしい絵を鑑賞する機会が多かったせいか、エンドウマメの葉ではなく、私の体中に住み着いているエカキムシ（絵描き虫）が蠢き出したようだ。