ビニールトンネルが風で剥がれないようにするには、いくつかの方法がある。
トンネルを掛けたあと、裾の部分に土をかけるのが一番簡単で確実な方法だ。しかし、間引きをしたり、灌水や除草をしたりするたびに、いちいち土を除け、終わってからまた土をかけるのは大変だ。
そこで、ポタケでは、土をかけないで支柱と紐をつかってビニールを固定している。
1 トンネルの両エンドに杭を打ち込み、紐でまとめたビニールを杭に縛る。
ポタケの土はかたいため、プラスチック製のピンでは打ち込めなかったり、打ち込むときに折れてしまったりする。そのため、長さ30㎝のシングルピンという金属製のシートおさえ用のピンを使っている。
2 両エンドを固定し終わったら、支柱と支柱の間にビニールの上からもう1本の支柱を挿す。そして、ビニールをおさえる。
3 ポタケは風当たりが強いので、さらにビニールの上から紐でおさえている。その際、シングルピンを打ち込んで紐を固定している。
※トンネル支柱には、FRP製(プラスチックとグラスファイバーを使った製品)のものと、金属のパイプを樹脂で被覆し弓型に成型したものがある。FRP製品は、使わないときはまっすぐにして保管できる。
両エンドはビニールをまとめて紐で縛り、シートおさえ用ピンでとめる。
サイドの様子:支柱をビニールの上から挿して固定し、さらにハス掛けした紐でおさえている。
紐はシートおさえ用ピンを土に挿し固定。
トンネル完成。