リーフレタスに花が咲いた。このレタスはレッドリーフレタス(Red leaf lettuce)。
レタスはキク科の植物。大きく分けると4つの仲間に分けることが出来る。
1 結球レタス
この仲間には、クリスプヘッドタイプとバターヘッドタイプがある。
クリスプヘッドタイプはキャベツのように丸く結球する玉レタス。レタスというと結球レタスを指すほど普及している。
バターヘッドタイプは、玉レタスのように丸くはならないが、葉が軟らかく巻く仲間。市場ではサラダナ(サラダ菜)と呼ばれる。以前は、西洋料理の添え物としてよく使われたが、最近は他のレタスにその座を奪われてしまったようだ。
2 リーフレタス
赤色の品種や緑色の品種などがある。サニーレタスは、赤色系のリーフレタス(Red leaf lettuce)の市場での総称。
高く背が伸びるカッティングレタスもこの仲間。カッティングレタスは以前から日本で栽培されていたが、韓国料理の普及と共にチマサンチュとして市場に流通するようになった。葉をかき取って利用することから、カキジシャともいう。
ちなみに、レタスの仲間を日本語でチシャまたはチサ(萵苣)という。これは、茎などを切ると白い汁(乳)が出てくることからついた名称。チチクサ(乳草)が訛ってチサやチシャになったというのが語源説。なお、レタスの学名 Luctuca sativaのLucto も乳の意。
3 立ちレタス
ロメインレタス、コスレタスとも呼ばれる。縦に長く結球するレタスで外食産業への供給が多い。
4 ステムレタス
アスパラガスレタスともいい生の茎を炒めたりして食べる。観光地などで売られているヤマクラゲ(山水母)は、アスパラガスレタスの茎の皮を剥き、縦にスライスして乾燥したもの。水に戻して調理するが、食感がコリコリしてクラゲに似ていることからついた呼び名。