「秋ナスはヨメに食わすな」

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 ここのところ関東では雨や曇りのぐずついた天気が続いているので、畑仕事もままならない。

 昨日菜園のナスを収穫した。切ってみると夏に収穫していたナスと違って種が少ない。

 「秋ナスは嫁に食わすな」という諺が知られている。この解釈にはいくつかの説がある。一般的にはこんな美味しいものを嫁になんか食わせられるかという説だが、考えてみるとこの解釈は変だとおもう。いくら昔の諺とはいえ、あまりに露骨だ。それに、ナス以外にも美味しい果物や野菜はたくさんある。私はこの解釈は間違っているのではないかと考えている。そこで、ほかの解釈も探してみた。

 2つ目は、秋ナスは種が少ないことから、嫁に食べさせると子孫が繁栄しないという説。縁起を担いだ昔のこと、この意味なら考えられる。

 3つ目は、ヨメ=ネズミ説。昔の和歌に漬物にしたナスをヨメに食われないように注意しなさいという意味のものがあるという。ヨメはネズミの方言らしい。ネットにはその和歌が載っている和歌集が書いてあったが、残念ながら本文はまだ見ていない。そのうち、その和歌集を見たいと思っている。

 今回は種が少ないということを実証する意味で秋ナスを縦割りにして見た。

コメント

  1. かりん より:

    Unknown
    『嫁に食わすな』って…ホントひどい言葉ですよね!(笑)
    なすの天ぷらや揚げ漬し、私は大好きです♪
    そうそう、ポタさんの記事と同じ様な内容を、先日あるTVでやってました。
    理由の1つに、なすは体を冷やすそう・・・。
    体が冷えると子孫繁栄に繋がらないって、考えられるのでしょうね…。
    どちらにしても美味しいので、たくさん食べてます。冷え性ですが。(笑)

  2. ポタ より:

    かりん さま
    たしか、からだを冷やすという野菜も熱を通せばいいんじゃないですか
    温野菜です。
    最近、東京近辺には「温野菜」という名前の店があります。自然食ののチェーン店です。

  3. 安曇野便り より:

    我が家の白菜
    はじめまして、
    我が家の白菜もグングン育っています。
    今のところ虫の被害もなさそうです。そういえば、葉っぱの上にカエルがいたから、虫を食べてくれているのかな?
    今年の鍋が楽しみです。

  4. ポタ より:

    安曇野便り さま
    鍋で一杯ですか。
    冬が楽しみですね。

  5. 吉ちゃん より:

    Unknown
    “秋茄子は嫁に食わすな”の由来は色々あるんですね?
    あと一つ秋茄子は体を冷やして毒だから嫁に食べさせるな(嫁を大事に扱えたまえ)と言う説もあるようですよ。

  6. Unknown
    私も、「体を冷やすから」と「聞きました。
    でも、そんな優しいお姑さんでは、嫁姑の戦いがおもしろくないから意地悪説が出てきたりして・・。(^^)
    ポタさんのナスは立派ですね。うちの秋ナスは段々、大きくならなくなってきました。もう、終わりでしょうか。

  7. 菜園ブログ より:

    秋茄子
    秋茄子は確かに種が少なくて、皮が柔らかくて美味しいですね。うちでは今年初めて長茄子を作っていますが、長茄子は、剪定前から種が少なくて皮が柔らかく美味しいです。 茄子にとっては何のために実を生らすのか?と言うことでしょうが、食べるほうからすると「種無し茄子」が出来るとあり難いのでは。

  8. ポタ より:

    吉ちゃん さま
    からだが冷えるからいけないというものはたくさんありますね。確か柿も。そんな思いやりでしょうか。
    生野菜や果物は体を冷やすといいます。野菜はゆでればいいですが、果物はちょっと……。

  9. ポタ より:

    ブルーデージー さま
    私はいろいろな説のうちで、ネズミ説をとりますね。ネズミの歌が意地悪姑に置き換えられたのではと。
    とうとうナスは抜いてしまいました。3本しか植えてなかったのですが、買わずにすみました。なにより、無農薬ですし、味がいいですね。

  10. ポタ より:

    sasagawa さま
    たねなしはいいですね。
    ブドウなんか種を出すと口中が酸っぱくて。もっとも、私は種ごと飲んじゃいますけど。
    たねなしスイカ、最近見ませんね。たねなしビワも出来たそうです。たねなし桃なんかどうでしょう。たねなしアケビとか、たねなしマンゴーも出来るといいですね。

  11. 小鳥沢 より:

    秋ナス
    秋茄子は種が少ないとは、知りませんでした。
    実証してくださり納得しました。
    秋茄子には、諸説がありますね。

  12. ポタ より:

    小鳥沢 さま
    はじめはどんな意味で出来たのかはわかりませんが、語り継がれていくうちにいろんな意味に分かれてきたのでしょうね。
    私は、ネズミ説をとりたいです。