メタセコイアが紅葉し始めた。関東平地ではいまが紅葉の見ごろ。公園や生垣が赤や黄色に染まって綺麗だ。
最近の公園にはメタセコイア(アケボノスギ)の植栽が多く見られる。伸びが速くて、新緑と紅葉が綺麗、手入れが簡単などの理由で植えられるのだろう。メタセコイアとよく似た植物にラクウショウ(ヌマスギ)がある。見かけがそっくりだからちょっと見ただけでは分からない。しかし、メタセコイアの小葉をよく見ると対生だが、ラクウショウは互生だ。それに実の形も違うから、大きな木で実が着けば、見分けが着く。
この画像はメタセコイア。一昨年、ラクウショウの絵を書いたので、今度はメタセコイアの絵を描こうと思ったが、近くの公園のメタセコイアは枝が毎年切られてしまい実が着かない。この画像はモミジを見に行った公園で見つけたものだ。普通は枝が高くて実が撮れないことが多いが、この木は自然樹形に仕立ててあったので、撮影が出来た。
私の町の街路樹は春と秋に2回も枝をはらっている。年に1度でいいはずなのになぜ2回も枝を切る必要があるのだろうか。こんど役所の担当に尋ねてみたい。予算の消化のためだったら許せない行為だ。
コメント
メタセコイア
メタセコイアは杉の仲間でしょうか?
昨年、紅葉の季節に植物園で植えられているのを見ました。
実も付くのですね。
みいみん さま
分類ではスギ科が一般的らしいですよ。でも、新しい分類ではヒノキ科になっているものもあります。
植物の分類は、まず第一に、花や実の形態などから分けるようです。メタセコイアの葉は杉と大分違いますが杉に近いのでしょう。しかし、実が杉より檜ににているということで、ヒノキ科に入れる学者もいるようです。
そのうち全植物のDNAが解明されると、また違う科になるかもしれませんね。
メタセコイア
近くの公園で見かけます。生きた化石ですか。背が高いのであまり葉などを良く見た事がありません。春になりましたらじっくり観察します。
こちらでは街路樹に植えられているプラタナスの木は秋遅くに強い剪定がされます。多分葉が大きいので周りの住民から苦情があるのでしょうか。
notti さま
メタセコイアは初めて日本で発見された化石だそうです。セコイアに似ている木ということでメタセコイアとつけられました。その後、中国でこの化石と同じ木が発見されたので、「生きた化石」といわれているのだそうですよ。
やはり街路樹は1年に1回剪定ですよね。公園の中まで丸坊主とはおかしな話です。
Unknown
私の住んでいる裏山にもアケボノスギがあった様な気がします。ポタさんが画像で色々教えてくれてから周りを少しずつ見るようにしていますが改めて植物にしても野花にしても知らない事ばかりということに気がつきました。気がついたら調べればいいんですが、私のような横着者は思っても実行できないズルさが身についてダメですね。
吉ちゃん さま
私は単に植物に対する興味が強いというだけです。野菜も園芸も植物の延長上にあります。皆さんのようにひとつのことだけやっていればいいと思うのですが、だんだん興味の幅が広がってきてしまい、どれも中途半端です。疑問があると調べないと気がすまないの癖のようなものです。
メタセコイア
メタセコイアは昔恐竜が食べていたんでしょうか?
そう考えると絶滅せずに残っている植物に何か時を感じさせます。
もいもい さま
メタセコイアは恐竜時代の末期の植物らしいですから、ことによると食べていたかもしれませんね。
愛知県にいたときにも、犬山市のたしか善師野 (ゼンジノ)という地名だったと思いますが、そこでメタセコイアの化石を掘ったことがあります。岐阜県にも化石は出ていますよね。もいもいさんのあたりにも恐竜がウヨウヨしてたかも。