去年、庭のコンテナに蒔いたスナップエンドウが花盛りだ。今年は例年にない暖冬で蔓が伸びすぎて心配していたが、その後強い寒波もなく順調に生育した。いまはマメ科特有の形をした白い花をたくさんつけている。
エンドウは花びらを硬く閉ざしているから、受粉がうまく出来るかと心配になるかもしれない。しかし、マメ科の中でもエンドウは自家受粉で実が稔る。だから、寒くてミツバチなどの活動が鈍くても心配はない。エンドウといえば、学校で習ったメンデルの法則。他の植物では、ほかの品種やほかの種類の植物と交雑してしまう可能性があるから、正確なデータがとりにくいが、自家受粉で実が出来るエンドウならその心配がない。そこで、メンデルはエンドウを選んだのかもしれない。
自家受粉ばかり繰り返すと、種(しゅ)は限りなく純粋に近づくので絶滅に繋がる心配がある。しかし、そこはうまくできたもので、エンドウは人が栽培している植物だから、人にずっと守られて続けているのを知っているのだろう。いざとなれば人が助けてくれる。だから、あえて他家受粉をしないでも、生き続けられているのだ。
エジプトのツタンカーメンの墳墓から発掘されたエンドウは有名だが、そんな昔から栽培されてきたエンドウも連作が苦手だ。同じ畑にエンドウを作ると病気が多発し、収穫皆無になることもある。原因は、根から自分自身に有害な物質が分泌されるからと本で読んだことがあるが、最近の研究では、ある種の菌が原因らしい。連作害は、キュウリやナスならば接木によって回避できる。しかし、エンドウは接木するわけにもいかないので、輪作による方法しかない。
ところで、コンテナのエンドウ、ハモグリバエもでていたが、全部潰して退治した。まだ2月だが、いまから、どうして食べようかと収穫を楽しみにしている。
コメント
早いですね
この時期にスナップエンドウの花とは、早すぎる花ですね。
2月中に収穫できれば、はやどりエンドウ。
2月から食べはじめて、天候しだいでは長期にわたって収穫できますね。
Unknown
もう花が咲き始めたんですか。早いですね。
私の所のスナップえんどうはまだ10cm~15cmしか伸びていません。支柱はまだ立てづそのまま横にはいずっています。昨年収獲したのは5月の初旬だったのでポタさんのこの成長した花を見ると3月末には収獲できるんでしょうか。これからどうなってしまうのか成長に凄く興味があります。
もう花が…
さすがに違いますね。
こちらの年越し絹さやや実エンドウはまだ休眠から目覚めた程度です。花が咲くのは3月だと思います。
花が咲くと収穫が楽しみになりますね。
ぎゅうちゃん
まき時はあっているんですが
、この陽気で伸びすぎました。あまり伸びすぎるようだったら、芽でも摘んで食べますか。
吉ちゃん
私の命に代えても、スナップエンドウを無事育て上げます(笑)凍るような寒ささえ来なければ大丈夫だと思うのですが、ちょっと心配です。
もいもい さま
今年は特別です。こんなに早く花が咲いてしまっているので、寒の戻りが心配です。
Unknown
うわ~ぁ!きれい!
私も、この花を楽しみにしているんですが、まだまだのようです。ハモグリバエもやりたい放題なのでやっつけないといけませんね。
遺伝のメンデルの法則、エンドウでしたね。
遠~い記憶が蘇ってきたような・・。さびついています・・。
ブルーデージー さま
花は綺麗なのですが、早く咲きすぎて心配です。
ブルーデージーさんが錆びついちゃ、私なんか朽ち果てていますよ(笑)
スナップエンドウ
今日農園でも、「エンドウの実が成っている!」との話題で、大勢の野次馬連が意見を述べ合っていました。
話題のエンドウの場合は、始めてエンドウを播いた人が播き時を間違えたが、暖冬と北西方向に家があったお蔭の様でした。
ポタさんの場合は、間違い無く早春のスナップエンドウが楽しまれるでしょう。
sasagawa さま
違う時期にまいてみるのは冒険ですが、面白いですね。エンドウがなっているなんて嘘みたいな話です。
私のも、暖冬の影響でしょうけど、私の家は北風が当たらないので暖かいのでしょう。風が回るので、駐車場が道路にポイ捨てされた紙くずなどの溜まり場になっていやですが、草花は近状の家よりも早く咲きます。