アケビ 山菜栽培

シェアする

Pocket


 画像はアケビの花。アケビ(通草)は小葉が5枚に分かれている。これに対し、ミツバアケビは小葉が3枚だ。市販されているアケビの実はミツバアケビ、またはミツバアケビとアケビの雑種のゴヨウアケビ(五葉通草)。アケビはミツバアケビやゴヨウアケビの実に比べ品質が劣る。

 アケビの名は、実が熟すと割れることから「開け実」から転訛した呼び名とか。アケビの実は中身は甘いが皮は苦い。実には黒く小さな種がいっぱい詰まっていて、食べるというよりしゃぶるといった感がある。皮は苦くて生食には適さない。そこで、細かく切って味噌炒めにしたり、詰め物をして天ぷらにしたりして食べる。また、若い蔓(新芽)は湯がいてお浸しにしたり天ぷらなどにして食べる。

 畑のアケビはルートラップを土中に埋め込み畑に植えてある。今年はまだ花がつかないが、来年には開花するだろう。

 ちなみに、木質化した蔓は木通(もくつう)といって生薬に。利尿効果などがあるという。

 

〈アケビの蔓〉
 この蔓はお浸しにして食べた。ほろ苦さが口中に広がる。大人の味だ。