画像は2種類の日本カボチャだ。
右が宗麟カボチャで日本にはじめて伝えられたカボチャの子孫だそうだ。左は鹿ヶ谷南瓜という京野菜だ。
どちらも日本カボチャの品種で、肉質は粘質。いわゆる西洋カボチャのようにホクホクではない。
鹿ヶ谷南瓜はヒョウタン型をしているが、種が入っているのは下の部分のみ。どうしてこんな形になったのか不思議だ。
ちなみに、西洋カボチャと日本カボチャを外観から区別するには「ヘタ」の形を見るとよい。実のつけ根が丸いのが西洋カボチャ、5角形に角ばっているのは日本カボチャだ。いずれのカボチャも収穫適期は、果面が爪めが立たなくなるほど硬くなり、粉が吹いた頃。もちろん、これより若くても食べられるが持ちが悪く、甘味ものっていない。完熟果も、収穫後2週間ほど保存するとデンプンが糖分に変化するので甘味がいっそう増してくる。