画像はハーブの蜜を吸いにやってきた蜂だ。ハーブは何種類か作っているが、ハーブの収穫よりもコンパニオンプランツとしての役割を重視している。2,3週間前からジャーマンカモマイル、キャットニップ、スイートフェンネル、ペニーロイヤルミント、オレガノ、キャットミントが開花し始めた。バジルは結実すると枯れてしまうということなので蕾のうちにつみ取っているが、そのほかのハーブは美を競っているようだ。
これらのハーブは花が小さく白い花が多いので目立たないと思うのだが、花にはいろいろな種類の蜂がやってくる。よく見ると、虫にも強いものと弱いものがあるようで、前から蜜を吸っている蜂があとから来た強い蜂に追い払われたりしている。強い蜂は必ずしもからだが大きいものとは限らず、大きな蜂が小さな蜂に追い回されたりしているのを見ると面白い。
蜂の種類はよく分からないが、アシナガバチの類、クマバチのように体が丸い蜂、ミツバチ、ウェストが細くくびれた蜂もやってくる。蜂とそっくりなハナアブやヒラタアブも混じっているようだ。蜜を吸っている蜂は動きが鈍く撮りやすいように思えるが、案外落ち着きがなく、あちこちの花に移動するからマクロレンズで追うのも大変だ。
蜂やハナアブはハーブの蜜だけを吸うのではなく、ついでに隣に植えてあるキュウリやトマト、ナス、カボチャの花も訪れる。これが私のねらいだ。アシナガバチなどがついでに青虫を狩ってくれたりしたら申し分ない。
これらの虫がたくさんやってくると、それを補その他る昆虫や小動物の種類も増えてくる。昨日はズッキーニの葉の上に雨蛙が鎮座していた。トウモロコシの間には蜘蛛が巣を張っている。畑の一角に蒔いたワイルドフラワーも花をつけ始めたから、さらに生き物の数が増えるだろう。農薬に頼らない害虫防除の始動だ。
コメント
ハーブの効用
花は見られるし、害虫は防いでくれるしいいですね。 もともと自然はそれで成り立っていたのですが。
これから暑くなると、トマトやピーマンの実に付くガの幼虫と、ナスの葉に付くテントウムシダマシが困り者です。
ハーブと蜂
ポタさん 今晩は
今までハーブの香りと花を楽しんでいましたが、ハーブの効用を興味深く読みました。
蜂の世界も強弱があり、種類も多いのですね。
天敵
一つの畑に出来るだけ多くの品種を栽培することがいいんでしょうね。アブラムシの天敵にテントウムシがいますが、どうやると増えるんでしょうね。
Unknown
ハーブの事は全くわかりません。先日会津に行った時、知人からハッカのようなハーブの枝を貰った時に花瓶に入れておけば根が出てきて育てられるよと言われ、昨日根が出てきたこのハーブを鉢に植えてみました。育って画像のような花が咲けば良いですが・・。
sasagawa さま
蛾の種類は何でしょう。
ニジュウヤホシテントウはどうしたらいいでしょうね。幸い私の作っているジャガイモには一匹発生しただけで、あとは姿を見せませんでした。
不耕起栽培の畑にも発生したことはありません。
小鳥沢 さま
私はハーブを作っても使ったことがありません。花を楽しんで、そこにやってくる虫たちを撮って楽しみます。あとはコンパニオンプランツとしての活用です。
もいもい さま
テントウムシは、畑に麦(小麦、大麦、ライ麦など)を作ったり、通路にクローバーを植えるといいですよ。
吉ちゃん
ミント類を畑に植えるときには要注意です。繁殖力が強いですから、鉢に植えて、鉢ごと土に埋め込んだ方が良いです。そうしないと、畑をミント類に独占されます。