《シロイチモジマダラメイガの食入痕》
《シロイチモジマダラメイガの幼虫》
黒ダイズのエダマメも大分実が膨らんで、もうすぐダイズになろうとしている。このエダマメは、来年の種にしようと残したもの。種苗メーカーから販売されているマメ科の野菜やマメ科の作物の種は、すべて固定種だという。その理由は、交配に手間がかかるために、F1品種を作ると採算がとれなくなってしまうからだそうだ。そこで、黒ダイズの種は自家採種することにした。
試しに実の状態を観察しようと鞘を何個か摘んでみた。鞘を割ると、中から小さなイモムシが。イモムシは豆粒を刳り抜き鎮座していた(画像)図鑑で調べてみるとマメクイシンガの幼虫らしい。
この害虫、どこから入ったのだろうか。鞘の表面を詳しく調べてみると、針の穴より小さな穴があった。蛾が穴を開けて卵を産みつけることはないから、卵が孵化した直後、幼虫が極小の時に鞘を食い破って入ったのだろう。この様子だと、被害は甚大かも知れない。
しかし、今年の前半は害虫の発生が多かった。栽培歴40年以上のわたしも、初めて見る害虫やその数にとまどいを感じた次第だ。願わくは、後半は害虫を見ないで野菜作りをしたいものだ。
コメント
Unknown
憎きマダラメイガがこのように豆の中まで入るのは今年は蛾の成育に合った気象条件続いていたからなんでしょうか。猛暑が毎年続くようになったら害虫も異常発生しそうな感じです。今日のこちらは昨日同様に
夕方恵みの雨が降りました。種蒔きを明日の早朝してこようと思っています。そちらは雨は降りましたか。
Unknown
こちらでは豆科はカメムシの被害が大きいです。樹液を吸うので萎びてしまいます。
カメムシお断りやガ進入禁止の立て札を立てて置いても読んでくれないんでしょうね。
吉 ちゃん
私の畑に害虫が多いのか、今年の猛暑のために害虫が多いのか、どちらなんでしょう。
こちらも昨日は雨でした。今日は曇で時々小雨が降っています。今日は秋作と冬作の予定を見直していました。
もいもい さま
立て看板の文字が複眼ではどう見えるのでしょうね。
カメムシもいましたが、そんなに被害はありませんでした。
Unknown
タさん
孵化したばかりの幼虫でも生きるすべを知っているのですね。
敵ながらあっぱれ・・何て言っていられませんね。
やっと涼しくなってまいりましたね。後半の被害が無いと良いですね。
Yu さま
親虫の蛾が教えているわけでもないのに、すごいですね。本能なんでしょうね。
この虫、ダイズの鞘ごと飼っています。成虫になるのが楽しみです。「虫めずる……」みたいですね。
大豆には虫がつきやすい
虫の名前までは調べていませんが、うちの黒大豆も虫にやられ、水害に会いかわいそうなことをしました。
片手に載るほど少し枝豆で収穫して食べてしまいました。
虫が出ない早い季節に栽培すればいいんでしょうか?
50年前徳島の実家で田んぼの畦に普通の大豆をうえていましたが、5月?に播いて8月に熟して収穫していたように思います。
茨城では遅く播いて11月に収穫しているのに驚きました。
ぎゅう ちゃん
ダイズは虫が多いですね。鞘の表面を囓ったあともたくさんあります。
家の近くでも、田んぼの畦に青々としたダイズが生えているところがあります。田植えが終わってから蒔いたのでしょうね。
残ったエダマメは種をとります。でも、中身は虫だらけかも知れません。
小さな穴
写真を拝見すると、害虫から野菜を守るのは大変な事だと思いました。
豆科に交配種がない理由が判りました。
sasagawa さま
こんな小さな穴にはちょっと気がつきませんよね。気がついたときには豆の中で大きく育っています。