赤ジソの花

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 シソジュースを作る目的で蒔いた赤ジソの花が咲き出した。

 シソは短日で花芽が出来る。ということは、夏至を過ぎて7月から8月頃になると花芽(蕾ではなく、花のできはじめ:花の元基)が出来、それが生長していまごろ花が咲くわけだ。だから、シソを早く蒔きすぎると、まだ苗が小さいうちに花を咲かせてしまうことがある。また、植物や建物の陰で日が遮られるような条件だと、短日だと錯覚して花を咲かせることもある。

 花芽のできる条件は植物の種類によって異なる。短日で分化するもの、低温で分化するもの、低温で分化するもの、高温で分化するもの、長日で分化するものと様々だ。そして、分化は植物体の大きさに関係するものも多い。
 たとえば冬越しのキャベツは、苗がある一定の大きさになったときに低温に一定期間合うと分化する。その、「一定の大きさ」と「期間」は品種によって異なる。タマネギも同じで、大きく育ちすぎた苗(鉛筆の太さより太い苗)を植えると球が出来る前に花が咲いてしまうことがあるのはそのためだ。
 中には、このような条件に関係なく、トウガラシなどのように植物体が大きくなると花芽が出来るものまある。

 このように、植物によって花芽の出来る環境が違うので、個々に覚えていくしかない。これらのことは野菜だけでなく、すべての植物に当てはまる。枝を切ったらアジサイの花が咲かなくなったなどということをよく聞くが、これも花芽の出来る時期と剪定の時期を間違えたためだ。

コメント

  1. もいもい より:

    分化
    ポタさんの本領発揮ですね。私なんか?????????です。その野菜のクセというか特徴は本を読んでも覚わらないので、1つ1つ実施で覚えるしかないんでしょうね。

  2. ポタ より:

    もいもい さま
    実際に栽培して経験したものをまとめただけです。私がまとめたんではないですが。

  3. ゆり より:

    Unknown
    赤紫蘇の花はピンクなんですね。
    青紫蘇しか作ったことがないので知りませんでした。
    青紫蘇は白ですものね。

  4. 菜園ブログ より:

    赤シソの花
     今年は赤しそジュースを500mlビンで10本作りました。 飲む時には5~6倍に薄めますので、夏の間にバケツに4~5杯飲んだことになります。
     その赤シソも、畑で可愛い花をいっぱい咲かせています。

  5. 吉ちゃん より:

    Unknown
    私の隣の畑に植えてある赤紫蘇の花も画像の様にいま咲いています。私は貰ってきた赤紫蘇でジュースや寒天を作りましたが植えておいた青しそは手巻きにしたり薬味に利用しただけで台風で倒されてしまい青紫蘇ジュースを作ることが出来ませんでした。野菜にも色々な特性があって分化や花芽のできる環境も気象条件等にも随分影響するもんですね。私などはそこまで気にしてないで栽培しているだけなのでもう少し勉強も必要ですね。反省です。

  6. ポタ より:

    ゆり さま
    刺身のつまなどに使うだけあって、小さい花ですけど綺麗ですね。

  7. ポタ より:

    sasagawa さま
    バケツで飲んだわけではないのは分かりますが、馬が水を飲んでいるようにとれて、表現が面白いですね。
    私は畑に行ったときには、500ミリのスポーツドリンクを1本飲みます。1ヶ月で15000ミリリットルですからバケツ1杯も飲んでいませんね。
    sasagawaさんの飲みっぷりには感心します。

  8. ポタ より:

    吉 ちゃん
    栽培がうまくいっていれば覚える必要もないと思います。私は仕事柄覚えないといけないだけです。それより、生産物の利用の面でいろいろ知っていると便利ですね。
    赤ジソもヨトウに囓られて穴だらけですが、ジュースを作るために農薬は使っていません。

  9. hana より:

    赤紫蘇の花『実』
    ポタさん
    お詳しく説明を明記頂きとても助かります
    アカシソは自分も今の時季 しそジュースを作り
    目的で毎年作っていますが春に畑を耕す時
    我家の住人(オット・・)がこぼれ種の部分を
    見境なく耕してしまいますので とんでもない所から
    出てバラバラに咲きます。今年は特にひどく×です。
    紫陽花は秋口に色変わりするのが好きで結構カット
    して飾りますが確かにきりすぎたり 剪定の時季を考えなければネ・・助かりました。

  10. ポタ より:

    hana さま
    植物を知らない人が畑や庭をいじると大変なことになりますね。私のまわりには、幸い?庭いじりをする者がひとりもいないので、助かっています。ひとりで大変なことも多いですけど。