赤とんぼ

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 秋雨前線が去り、ようやく秋の気配だ。今日は久々の晴天。気温も25.8℃まで上がって汗ばむくらいの陽気。この天気、日曜日まで持ちそうだから、秋作の蒔きつけを急いでやってしまおう。

 農業は天気との戦いだ。虫や病気は、品種の選択や栽培技術で防ぐことが出来るが、天気だけは人の力ではどうしようもない。そこが、農業の難しさだ。どんな気象条件でも、作物をうまく育てることの出来る人が本当の達人だろう。そんな技術をもてるといいとは思うが、私のような怠け者には無理なことだ。

 最近、畑にも赤とんぼが増えた。この赤とんぼの種類は「アキアカネ」?
 アキアカネは5月~6月頃成虫になってから、標高の高い、涼しい場所に旅に出る。このあたりだと日光方面だろうか。そこで、夏の間過ごして大人になったトンボは再び平地に戻ってくる。ちょうど秋雨が終わった頃だ。移動は1匹でもするが、集団ですることが多い。時には、空一面にトンボの群れが移動する様子を観察することが出来る。

 アキアカネを観察していると、他にもおもしろいことに気づく。秋も深まって気温が低くなる頃には、アキアカネは体を太陽の方向に対して平行にとまる。出来るだけ日光を浴びて、体を温めるためだろう。そんな姿を見ると、トンボもただ呆然と生きているだけではないことが分かる。

 シオカラトンボやヤンマトンボは動きが敏捷だが、アキアカネはなんとなく動きがゆったりしていて、より、人の身近に生きているように感ずる。頭や肩にとまったり、指先にとまったりもする。そんなことから、歌に歌われたりするのだろう。画像は、帽子にとまったアキアカネ?だ。

コメント

  1. notti より:

    Unknown
    トンボこの頃は良く帽子や服果ては手袋にまで止ってくれます。そうですね。暖かい所に並んで止っているのを見ます。撮った画像草稿中になっておりますがそのうちにUPします。アキアカネ?でしょうか。ちょっと羽根のはんからしますとメシメトンボかコノシメのような気がしますが・・・。

  2. 吉ちゃん より:

    Unknown
    私の畑にはシオカラトンボが飛んできて羽を休ませている光景がいつも見られます。沼もないのに幼虫のヤゴはどこで育つんでしょうか?
    今日のような好天の中での農作業は楽しいことでしょう。

  3. もいもい より:

    Unknown
    昔は赤とんぼがたくさんいましたが、7・8年前の大水害の後からはかなり減ってしまったような気がします。
    かなり気候が高めに推移していますが、種蒔きの時期は気温の変動よりも一定のような気がします。遅く蒔いた種が上手く成長してくれません。

  4. Yu より:

    Unknown
    ポタさん
    観察していると身の回りには面白いことがたくさんあるのだなぁってポタさんのブログ拝見していて思います。
    アキアカネが太陽の方向に対して平行に止まるなんて・・生きる知恵なのでしょうね。

  5. ポタ より:

    notti さま
    植物図鑑ばかりで、昆虫図鑑はあまり見ないんですよ。赤っぽいのはアキアカネなんて思ってしまいます。こんどよく調べてみます。

  6. ポタ より:

    吉 ちゃん
    どこかの川か池で育つんでしょうね。
    やっと、快適な気候になってきましたね。でも、小さなヤブ蚊が襲ってきますので、落ち着いて作業が出来ません。電池の蚊取り、虫除けの塗り薬併用していますが。

  7. ポタ より:

    もいもい さま
    まき時は勝手に変えない方がいいようですね。この先、急に寒くなったりするとアウトです。私は、まき時を守っています。

  8. ポタ より:

    Yu さま
    私は寒いとき、気がつくと丸まって寝ていることがありますが、トンボはそうはいきませんね。だから昼間のうちに太陽光線を浴びて暖まっておくのでしょうか。