《卵嚢をつけた雌:上の褐色部分がカイガラムシ本体》
ハーブ畑のミントの根元を見たら円錐状の白い固まりがあった。もの正体はイセリアカイガラムシ。カイガラムシの着いている枝は全部枯れ上がっていた。
イセリアカイガラムシは、オーストラリアから明治時代に渡来した害虫だ。苗木について来たらしい。今回見つけたのはハーブだったが、ミカン、ナンテン、カキ、ビワ、ナシ、キイチゴなど、いろいろな植物につき、セミのように管を植物に突き刺して吸汁する。貝殻の部分は赤褐色で楕円形をしている。よく見られるのは、この個体のように尻の方に白色の巻き貝状のものをつけている。実は、これは雌で、白い固まりは卵の詰まった卵のうだ。オスは翅があり赤紫色で小さい。
イセリアカイガラムシは防除しなくても大丈夫だそうだ。天敵のベダリアテントウムシが退治してくれるからだ。ベダリアテントウムシもオーストリア原産の昆虫だが、各国に広められ、最終的には台湾から日本に導入された。私の畑ではまだ確認されていないが、そのうちどこかからやってくることだろう。それまでは捕殺により防除しよう。
コメント
カイガラムシ
カイガラムシの被害に良く合いますがこんなにはっきり見たのは初めてでしょうか。写真は実際はどの位の大きさですか。害虫は嫌ですが詳しい事が分かりるとうまく付き合えますね。
notti さま
10mmくらいです。
よく、害虫がいたらすぐに農薬散布という人がいますが、それはマイナスですね。農薬は天敵も殺してしまうことになるということを知るべきです。
Unknown
私の家の庭に植えてある石榴の木にこの形ではない白い色のカイガラ虫が付いているせいなんでしょうか、花が中々咲きません。きっと幹の汁を吸っているために咲かないんでしょうか? そんな時どんな対応をしたら良いんでしょうか。教えて下さい。
Unknown
ポタさん
カイガラムシにも色々な種類があるのですね。
防除しなくても良いのはこの種類のカイガラムシだけですか。
吉 ちゃん
ザクロにカイガラムシに散布が許されている薬剤はないようですよ。いちばんいいのは「テデトール」(手でとる)ですね。
私は歯ブラシでこすって落としています。柔らかい肌と傷がつきますから、柔らかめの歯ブラシか使い古しの筆の穂先を切って短くしたものがいいでしょう。もし、太い幹に着いているようでしたら、たわしでゴシゴシもいいですよ。枝だけではなく、葉裏にも着いていますからよく見て落としてください。
葉をこするので、歯ブラシが変身して、葉ブラシになります。
Yu さま
どのカイガラムシも防除が難しいです。農薬は、幼虫には効きますが、成虫や卵にはききません。また、いつも卵から成虫までの段階が寄生しているので、薬の効果も一時的になるようです。ですから、手で取るのが一番かも知れません。
枝を透かして、風通しを良くすると、発生が少なくなります。
カイガラムシ
今晩は
庭のツツジに白いカイガラムシがついていました。
紅葉する前に葉が散ってしまいました。
早く気付くべきでしたね。
まさき
オナニ一見てるだけのつもりだったけど、ちょっと手伝って上げちゃった(/・ω・)/
そしたら月給と同じだけもらえたから、今月給料2倍だよん(笑
http://pooo3.net/ona3/710
小鳥沢 さま
ツツジには良く着きますね。葉が茂っていると気がつきませんが、落葉すると白いからよく目立ちます。そのカイガラムシは白いのですか?それとも茶色くて平たいのですか。
こんにちは
カイガラムシは白く、たくさん付いていました。
今朝は、その枯木立に薄っすらと雪が積もっていました。
来春には、虫除けの方法を教えてくださいね。
お願いします。
小鳥沢 さま
カイガラムシの農薬もあるのですが、絶滅するのが難しいです。その上、農薬の規制があって、どんな種類にでもかけられればいいのですが、かけられる種類がきまっています。その点、テデトール(手で取るのシャレです)がいちばんです。今のうちに、歯ブラシなどでこそげ落とすといいですよ。あとは枝の込んでいるところを透いて、風通しを良くすることでも効果があります。
ありがとうございます
今晩は
今の内に歯ブラシでこそげ落とすのですね。
明日は晴れそうですから、手入れをします。
早速、お教え下さいまして、ありがとうございます。
小鳥沢 さま
100%なくすことはできないと思いますから、また増えてきたら同じ繰り返しです。根比べですね。