庭に植えてあるキンカンが色づいている。この画像は接写でキンカンの朝露を撮ったものだ。朝露が光ってダイヤモンドリングのようになった。
このキンカンは20年も前に植えたものだが、いまでも背丈ほどだ。理由は、初期はコンテナに、いまはルートラップという防根バッグに植え付けてあるからだ。
コンテナは、プラスチック製の荷物を運ぶときに使う1辺が60㎝ほどある箱。それだけでは、隙間から土がこぼれてしまうので寒冷紗を内側に敷いてから用土を入れた。この栽培方法だと、根に酸素がよく行き渡るし排水性がよいので、根詰まりすることがなく甘い果実がとれる。反面、欠点は灌水を定期的にやる必要があることだ。
ルートラップも同様な働きがあるが、こちらははじめから丈夫な不織布でできているので、ポットやプランター感覚で使用できる。その上、バッグごと土に埋め込んでも根がシートの外に張ることがない。こうすることにより灌水の手間が省け、根域を制限できるので糖度の高い果実がとれる。また、樹高が高くならないので収穫もしやすくなる。もうひとつの利点は、バッグは生分解性物質でできているから、数年経つと自然に分解して土に返ること。いわゆる、エコ製品だ。
この製品、いまでは農家や観光園でも使われている。ブルーベリー、ブドウ、マンゴー、トマトなどなど、木が大きくなってきたら間隔を自由に広げることもできるから、間伐や植え替えをしないでも済む。
私は、キンカンのほかに、イチジク、ブラックベリー、ミントなどのハーブ、タラノキ、山椒、アボガド、ヤマブキなどを植えてみている。ミント類やヤマブキなど、どんどんひろがってしまう植物にも有効だ。参考までに、私が購入している会社は、ハセガワ工業というところ。展示品などを個人向けに販売することもあるので、興味のある人はホームページを覗いてみるといい。
コメント
Unknown
何の光だと思っていましたが金柑の朝露でダイヤモンドのような光が出ているところを撮影されたんですね。 金柑の育て方も理論づけて栽培されてるんですね。肥料はどのようにあげているんですか?
吉 ちゃん
理論づけるというより思いつきです。
肥料は適当です。樹木ですからあまり与えていません。秋口と春の芽吹きころに緩効性の肥料をまいています。
はじめまして
お邪魔します~( *^▽^)ノ^^^☆たのしかったのでまた遊びにきますー
僕も最近ブログをはじめたんですが、なかなかむずかしいですね(汗)
それと大人の嗜みっての覚えましたー♪よかったら覗いてみてください
ちなみに僕は去年の11月からはまってます(笑)
http://lovetail.net/s/118
Unknown
本当のダイヤモンドリングだったりしませんか(笑い)。
以前にも教えて頂きましたがなかなか実行に移せてません。
庭木もあまり根を張らしたくありませんがお店で
買えるとかでしたら簡単なんでしょうけど。
ブルーベリーを昨年購入して鉢に入れたままです。
でも今度実行ですね。
notti さま
鉢植えの植木などは、毎年または1年おきに植え替えるのが普通のようです。今年は植え替えた方がいいですね。
ルートラップ
どうもめんどくさがって、手を出していません。しかし これはやってみたいですね。
去年白ナスをプラ箱に植え、箱を土埋めて10月いっぱいナスを収穫し、うまく行きましたが、1ミリも無い箱の隙間から無数の根が出ているのには驚きました。
sasagawa さま
完全に根群を遮断するにはこのバッグが一番ですね。植木屋さんでは出荷前に根巻きをしますが、このバッグに植えておくことでその手間を省くことができます。大分前からあったのですが、普及のほどは分かりません。
Unknown
色々植えたいものがあるのですがこれなら移動できるからいいですね。大きくなりすぎず、しかも美味しい実がなるとなればいいことずくめですね?
柚子を植えたいと思っています。
ほっとほっぺ さま
柚も良いですね。種からだと、「柚の○○13年」とかいう諺もありますから、接ぎ木苗を買うと良いですね。ただし、このバッグに植えても甘くはなりませんよ(笑)