タラノキ タラの芽

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 画像はタラの芽。タラノキはウコギ科の樹木だ。以前は林縁などに普通に生えていたが、最近は乱獲がたたったのか近くではあまり見られなくなってしまった。

 タラの芽は、この芽が膨らんだときに収穫するのだが、先端の芽を全部とってしまうと木が枯れてしまうことが多い。スーパーなどで売られているものは、この木を節ごとにのこぎりで切り、ハウスなどで栽培したものだ。先端の芽は大きいが、栽培したものは芽が小さいので見分けがつく。栽培といっても切ったものには根がないから、水にさしたりして栽培する。自然に生えているタラノキは脇芽が出にくいが、こうして短く切ると節ごとに芽が出るから、1本のタラノキから何本ものタラの芽がとれる。

 タラノキには棘が沢山生えている。特に芽のあたりには鋭い棘が無数に生えているからうっかり触ると大変だ。そこで、栽培用には品種改良された棘なしタラノキなどが使われているようだ。

 タラノキには糖尿病などに効果があるという成分も含まれている。薬効のあるウコギやオタネニンジン(朝鮮人参)なども、おなじウコギ科の植物だ。

コメント

  1. otoupon より:

    タラノキ
    タラの芽は山地に行った時に食べられるというイメージだったのが最近は色々と売られるようになって大変便利ですね。タラの芽も買って食べて春を感じるそれはそれでも良いことだと思います。

  2. ポタ より:

    otoupon さま
    私は、この棘なしの苗木の根を掘って増やします。根挿しです。来年は20倍くらいになる予定です。

  3. sasagawa(菜園ブログ) より:

    タラの芽
     タラの芽の天ぷらをたらふく食べる為に 山荘の脇にタラの木を植えましたが、おっしゃる通り乱獲にあって枯れてしまいました。 
     売っているタラの芽は、小さいし 味が天然物よりも薄いように思います。

  4. もいもい より:

    タラ
    タラの栽培もしているんですね。折れたタラの木を水に指しておいても芽が出てくれません。難しいですね。