ネギの花をネギ坊主という。その姿が坊主頭に似ているからとか、坊さんが衣を纏った姿に似ているからとかいう説がある。このネギ坊主、はじめは1枚の薄い総包という膜に包まれているが、やがてその中から花が伸びてくる。花は上から順番に開く。
その花をアップしたのが、この画像。
花は6本の雄しべと1本の雌しべ、6枚の花被からなっている。花被は一般には花びらといわれているもの。
ユリの花も花びら6枚といっているが、植物学的ないい方をすると、6枚の花被からできているという。もっと詳しくいうと、6枚の花被の内訳は、3枚の外花被片(ガクにあたるもの)と3枚の内花被片(花弁にあたるもの)ということになる。花をよく観察してみると、花びらの巾が微妙に違うことに気がつくと思う。
これがユリ科の花の特徴だが、最近はネギの仲間をユリ科から分けて、ネギ科と分類法しているものもある。
いろいろ難しいことを書いてしまったが、ネギ坊主に近づいて見るとこんな花が無数にかたまって咲いているのがわかる。
ネギの仲間、ラッキョウ、タマネギ、ワケギ、アサツキなどの花も同じ構造だ。
コメント
はじめまして
はじめまして。
家庭菜園のblogをはじめました。
もしよろしければお立ち寄りください。
ばむきち さま
いらっしゃいませ!
大きなベランダ菜園ですね。これからが楽しみです。
ネギボウズ
綺麗な写真になりましたね。
改めてマクロの世界の美しさに引き込まれます。
Unknown
ネギ坊主が出ると 早め早めに切り取っていますので、こんなによくネギの花を見たのは始めてでした。
勉強になりました。
Unknown
これだけ近づいて頂いたので、
大変よく解りました。
沢山の花が集まっているのですね。
そして、とても美しい写真ですね。
102歳でお亡くなりになったお母様との
思い出や、その道に入られたキッカケに
なられた事など読まして頂き考え深い物がありました。
Unknown
こんな立派なねぎの花初めて見ました。
きれいですね。
ねぎぼうず
ネギボウズが今年もどんどん出てきてますね
じっくり見せていただきました
勉強になりました
ネギボウズのテンプラが美味しいです
今年も作りました
葱の花
って地味ですね。とても百合科とは思えません。
まだニラの花の方がきれいですね。
たくさん種が出来るので自家採種してる者にとっては都合がいい花ですね。
かわせみ さま
あまり見向きもされない花だと思いますが、こうしてみると綺麗ですね。。しばらくは野菜の花を撮ってみようと思います。
菜園ブログ さま
私もこうして写真ようになってから、あらためてじっくり観察することになりました。
ちょうど良いチャンスにはなかなか出会えないですね。
nao さま
ありがとうございます。
この写真は一眼のマクロ105mmで撮りました。ちょうど生け垣の陰がありましたので浮き上がらせることができました。
母は私と同じで素朴な山草が好きでした。
あっちゃん
ありがとうございます。
葱坊主も時々写真のですが、なかなか綺麗には撮れませんね。
Heyモー さま
テンプラですか。炒め物にはしたことがありますが。こんどやってみます。
もいもい さま
ニラは綺麗ですね。ネギは花がかたまって咲くので、一輪一輪が目立ちませんね。
Unknown
最近ネギの花というのをはじめて知って、
ここを訪れました。
机の上で畑から拾ったネギ坊主を分解して、ここの画像と見比べています。
Tenk さま
早速観察ですか。花は何個ぐらいあるのか、雄しべが何本で、雌しべが何本、花被は何枚、子房はいくつに分かれていて……。など、ネギの花ひとつだけでも調べるにはかなりの時間が入りますね。