カラスの害と対策

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 カラスの害だ。

 缶をぶら下げたり、部分的にネットを張ったりしているが、効果はないようだ。ネットも完全にかぶせないといけない。
 収穫適期のものを選んで突いているカラスの利口さには感心する。しかし、関心ばかりはしていられないので、対策を考えよう。

 「カラスの害を防ぐ方法」
1 トウモロコシの上に糸を張る。
 テグスを張る人がいるが、畑に落ちたものは腐らないので困る。耕耘機など使っている人はとくに注意。ロータリーの芯に巻きついてオイル漏れを起こしたりする。
 糸は木綿がいい。畑に落ちても分解するからだ。私は黒の木綿糸を張っている。トウモロコシを植えてある面積よりも広めに張ること。
2 防鳥ネットを張る
 ホームセンターなどで売っている。安価だし、丁寧に扱えば何年でも使用可能。トウモロコシの雄穂のつけ根あたりを何本かまとめて縛っておくと、作業しやすい。そうすることにより、風でトウモロコシが倒伏するのも防げる。
 ネットは隙間がないように、そしてネットの間から突かれないように余裕を持って張る。できれば、支柱を回りに立てて、トウモロコシとの間に空間を作るようにするとよい。
3 黄色いポリ袋を雌穂にかぶせる。
 カラスには黄色いポリ袋などの中が見えないという。東京都の一部では黄色いゴミ袋を使って効果を上げている。この方法をトウモロコシに使えないか。雌穂の絹糸が茶色くなり始めた頃にかける。すっぽりかぶせて、実が蒸れないように果梗の部分を軽く縛る。こうすればカラスからは見えないはず。ただし、黄色いポリが手に入らないので、まだ実験はしていない。
 私は野菜を入れる黄色い網袋で実験してみたが、効果があるようだ。ただし、網袋をかぶせる方法は、1年しか実験していないので保証はできない。