これはナスの断面。果実の中心に近いところには、列になった種が見える。しかし、皮の近くが褐色になっているのは病気と思われる。
長ナスにはこのような症状は出ていなかった。はじめは、収獲が遅れたためと考えていたが、若いナスも切ってみると同じような症状が出ていた。茎葉は旺盛に茂っているので、病原菌による病気ではないようだ。病原菌由来の病気ならば、一緒に植えてある長ナスも同じような症状が出るはずだ。そこで、考えられるのは生理的な病気。ここのところ、曇と雨ばかりの当地。結実したものの、実の生長が途中で止まり維管束部分が壊死したのではないかと思われる。といっても、壊死部分を顕微鏡で観察したわけではないので、あくまで推測だ。
今日は、台風一過の秋晴れとまではいかないが、午後からは青空がのぞいている。この天気がしばらく続けば、ナスの奇病も回復するに違いない。