このトマトは、5月上旬に植えつけたもの。今日は最後の収獲だ。
雨除け栽培で、回りを防虫ネットで囲んでおいた。3段目の花が咲く頃までは、黄色い粘着テープをぶら下げておいたのでアブラムシなどの発生は皆無だった。前作のニンニクの残効があると想定して、堆肥のみで元肥は無し。苦土石灰は1年に1回でよいので、今回は不使用。それでも、7段目まで大きな実がとれた。
この画像を見ると、花落ちの側は十分に色づいているが、ヘタの側は裂果をし、色が黄色っぽいのが分かる。
裂果は生理障害。ヘタの回りに円心円状に発生するものと、縦に割れる放射状裂果があるが、この果実の裂果は、放射状裂果といわれるもの。土壌の乾湿の差が激しいと発生するものだ。
色が黄色っぽいのは、直射日光が当たり果実が高温になったため。高温により、リコピンの生成が抑えられたためだ。
コメント
Unknown
色が黄色になってしまう理由があったのですね。
とても勉強になりました。ありがとうございます。
やはりにんにくなど自然なものの効果で育ったものは安心ですし、とてもおいしく感じますね。
我が家でも少しでも収穫が増えるよう来年頑張ります。
トマト
トマトの割れ方の違いにもちゃんとした原因が有るのですね とても勉強になりました
へたの近くが黄色いのは太陽があたって高温に成ったのが原因なのですか 最終期になった今の時期多いような気がします
Unknown
如何にも夏のトマトの感じですね、濃厚な味でしょう。
9月になって、この程度の裂果は やはり雨除けの成果ですね。
koji さま
ニンニクなどネギの仲間の根には、野菜の病気を防ぐ菌が共生しています。
だから、ネギの仲間のあとに野菜を作ると土伝染する病気が出にくいです。
Heyモー さま
このトマトは一番上の段ですから、直射が当たっていました。
新聞紙の袋でもかぶせれば大分違うと思うのですが。
菜園ブログ さま
いままでとり続けられるのは雨除けの効果でしょうね。
一昨年は、収獲途中でタバコガとヨトウで全滅になりましたが、今年はネットのお陰で最後まで収獲できました。