畑の防風ネットと遮光ネットに、合計3つのトックリが着いているのを見つけた。直径2,3㎝ほどの大きさだ。トックリの口は土で塞がれている。
土で出来ているこのトックリは、ミカドトックリバチという蜂が作ったものだ。中身は見ていないが、親蜂が捕まえてきた青虫とトックリバチの卵が一個入っているらしい。土で出来ているので保温効果も良いのだろう。
ところで、アシナガバチなどは共同で子育てをするが、この蜂は単独行動だ。子供を産んで餌を与えたら、どこかに去っていってしまう。養育放棄する無責任な親のようでもあるが、成虫になるまでの十分な食料を備蓄してから去っていくので子供にとっては安心だ。
昆虫の中にはハサミムシのように子育てをするものもいるが、そんな種類はまれなのかも知れない。いまは、寒風にさらされたこの卵が春には成虫になって巣立つことを祈りながら、トックリバチの作品をトックリと観賞した。
コメント
Unknown
ポタさん
明けましておめでとうございます。
素敵な絵を見せていただいたり珍しいおもしろい畑のお話しをいっぱい聞かせていただいた楽しい1年でございました。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
今日のお写真は花瓶の「旅まくら」かしらなんて思いましたが数センチの小さな物なのですね。巣立ちを楽しみにしています。
Yu さま
おめでとうございます。
ことしもYuさんのすばらしい写真を観賞させていただきます。
「旅まくら」は、これをうつしたのかもしれないなんて考えてしまいます。自然って不思議がいっぱいですね。
今年も、野菜以外にもいろいろアップしていきたいです。
よろしくおねがいしします。
珍しいもの
珍しい写真とお話を拝見しました。
今年も よろしくお願い致します。
ところで、このハチは人間を刺すのでしょうか?
菜園ブログ さま
こちらこそよろしくお願いします。
この蜂も捕まえれば刺すと思いますが、普通は刺しません。どんどん増えて害虫どもを退治して欲しいです。