畑の害虫 アワダチソウグンバイ

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 ヒマワリの葉にアワダチソウグンバイが発生した。
アワダチソウグンバイは、キク科の植物やサツマイモ、ナスなどの害虫。
でも、大きさは3mmほどと小さい上、翅が透き通っているので気をつけてみないと見落としてしまう。
この虫は主に葉裏に寄生し、口吻を刺して汁液を吸う。
吸汁された葉はダニの被害とおなじように葉が白っぽく変色することでわかる。
虫のいるところには黒っぽい排泄物がつくからダニとの違いが分かる。

 アワダチソウグンバイは、真上から見ると軍配の形に似ていることが名前の由来。
また、平成18年にセイタカアワダチソウなどのキク科の雑草に寄生しているのがはじめて見つかったため。
北アメリカからやってきた比較的新しい帰化昆虫だ。
翅の縁がギザギザしているのが本種の特徴だそうだ。

ポタケでは、昨年からヒマワリの葉上で姿を見るようになったが大発生には至っていない。
いまのところ、同じキク科の『ダンジー』にかなり発生しているが、ナスやサツマイモには発生していない。

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