ダイコンの花に真っ黒い幼虫をみつけた。カブラハバチの一種の幼虫だ。
カブラハバチ類は、アブラナ科野菜のダイコン,カブ,コマツナ,ワサビ,ハクサイ,キャベツなどに発生する。道端のアブラナ科雑草であるナズナやイヌガラシなどを食害しているのもよく観察される。アブラナ科の野菜に発生するものの、致命的な害を及ぼすことが少ないので、防除法はあまり研究されていないようだ。
畑でみつけたカブラハバチの幼虫をもっとよく観察したいと思い、枝の位置を変えようとしたら丸くなってポトリと下に落ちてしまった。カブラハバチが外敵から身を守るための防衛本能なのだろう。虫の中には死んだふりをするものが多いが、熊に襲われた人みたいで面白い。もっとも、熊の場合は死んだふりをしても駄目だということは周知のことだが、虫はまだ分かっていないようだ。
農薬のなかでは、コナガ、ヨトウムシなどに効果のある殺虫剤がカブラハバチに対して有効だそうだ。
除草もそうだが、害虫の駆除も少ししか発生していないときは見過ごすくらいがよい。指先でも摘めないくらいの小さな雑草をとるのは大変だし、手間もかかる。害虫を見つけるたびに殺虫剤をまいていたのでは、野菜が汚染されてしまうし環境も破壊される。だから、雑草はある程度大きくしてからとった方がいいし、害虫もこれ以上ふえては防除しきれないという段階で農薬散布するといい。カリフラワーでアオムシの防除をしたときも、たった2回の農薬散布で駆除出来た。
とはいっても、家庭菜園では農薬はあまり使いたくないもの。野菜に不織布などの薄い資材をかぶせて成虫の侵入を防げば、産卵ができないので幼虫の発生も防ぐことが出来る。
コメント
こんばんは
ポタさんになったんですか?(笑)
この幼虫、います。いつもなんだろう?って
思ってたんです。
いつも勉強になります。これからもよろしく
お願いします(ペコリ)
Unknown
こんばんは。
私もこの幼虫、時々見ます。蝶類になるのかな?って思っていました。
蜂なのですね。
こんばんは
うちの、はつか大根と、時なしこかぶは、このカブラハバチにより、葉脈と、根っこしか残っていません><
Unknown
この黒い虫は、何という名前?駆除方法は?と調べているうちに拝見しました。野菜作りは3年目、今年はこの虫による被害が大きいです、去年はそうでもなかったのに。また色々教えて下さい。