カナブン

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 インゲンの葉をカナブンが食っていた。カナブンは別名ブイブイなど。本名はカナブンだ。

 カナブンは昼行性。元々は林の中や周縁に生息し、コナラなどの樹液に集まる。よく、スズメバチの仲間やカブトムシ、ある種の蝶などとともに樹液に群がっているのを見ることが出来る。

 カナブンは、ほかの甲虫と違って前羽(飛んでいないときに表面にあるかたい羽)をたたんだまま、後羽を開いてとぶことが出来るそうだ。

 自然が乏しくなった環境でもカナブンはたくましく生きている。カナブンの成虫は、ブドウの葉やダイズの葉などを食害する。幼虫は地面に潜り。植物の根などを食う。つまり、野菜畑や果樹園などの栽培環境では、害虫になってしまう。もともと自然が豊かなときは、自然のピラミッド(食物連鎖)の中で生きている昆虫も、そのピラミッドが壊れた環境では害虫化することが多い。それは、昆虫だけでなく鳥類や獣にとってもいえることだ。

 人の目的に反した行動をするものは、害虫、害獣として扱われる。植物も同じで、目的とした作物以外に畑に生えてきたものは、たとえそれが前作で栽培したものであっても雑草とされる。いまや、人間はピラミッドの頂点にいる動物でなく、ピラミッド全体を外から牛耳っているインベーダーのような存在だ。自然にとって、人間はもっとも悪質な害獣なのかも知れない。

コメント

  1. まど より:

    カナブン、息子の大好きな虫です
    ご訪問&コメントどうもありがとうございました^▽^
    私の住んでいるところは田舎なので、
    カナブン君は道端の草や林の樹液を吸ってます。^^
    今日、地域の草取りがあったのですが、
    小さな花を咲かせている可憐な野草
    (花瓶に生けたら結構可愛い奴なので
    雑草とはとても呼べない)
    も刈り取らねばならないし。
    本当、人間の価値判断、都合に他の生き物・植物達が
    左右されちゃってますよね。
    人間が害・・・環境破壊とか・・・その通りかもしれないですね。

  2. ポタ より:

    Unknown
    何千年、何万年かかって出来た化石燃料なども、僅か100年程で使い果たしてしまう。これでは、その間蓄えられた二酸化炭素などが増加するのは当たり前ですよね。
    この便利な?生活を元に戻すのは難しいですが、家庭菜園ぐらいはエコでいきたいものです。

  3. カーメル より:

    Unknown
    こんにちは~!
    >自然にとって、人間はもっとも悪質な害獣なのかも知れない。
    これは私も大変共感できます。長野ではごみをとっても細かく、プラスティック、生ごみ、燃えるごみなどなど分けていましたが、
    大阪では生ごみも卵などが入っているプラッスチックも燃えるごみも、いまだに毎日のごみは一緒に捨てています!(怒)
    最近、よーく研究して、生ごみ処理機を買おうと考えています。そしたら畑の肥料にもなり、ごみも減り、エコロジーですよね。
    カナブンも増えるかも。。。

  4. ポタ より:

    カーメル さま 
    生ゴミ堆肥には、動物質のものは禁物らしいですよ。
    私の所も分別はしていますが、プラスチック容器などはアクリルだけ回収です。あとは可燃ゴミで生ゴミといっしょくたです。確かに燃えますけどね。
    木の葉や枝はリサイクルセンターに持っていくと処分してくれます。堆肥にして安く売っています。でも、木の枝は以外に何が混じっているのか分からないので、私は使用していません。

  5. かわせみ より:

    人間は高慢
    動植物にとって人間は確かにインベーダー的存在になってきてますね。もっと自然を大切に次世代の子孫に綺麗にして、引き継いでもらいたいものです。長い宇宙の時間では人間の一生なんて屁みたいなもの!いつまでもこの青い地球で居てもらいたいから・・・

  6. 菜園ブログ より:

    カナブン
    畑では、集団行動をとっていないので、害虫とは思えません。