茨城県立自然博物館に行った。
すぐ下には冬になると白鳥がやってくる菅生沼がある。その白鳥を見るために双眼鏡が何台か設置してある。その1台に張られていた注意書き。どこにいるのかと思ったら、双眼鏡をぐるっと取り巻いてテープが張られている。早々にその場を去り、芝生の広場に退散。
広場を歩いていると、オオスズメバチが私の周りを警戒しながら飛び回る。ここのところ、オオスズメバチに刺されて死亡した人の記事が2回ほど新聞に載った。秋はスズメバチが女王蜂を育てるために気がたっているということだ。刺激すると警戒フェロモンを出して仲間に応援を要請するという。そっと、スズメバチを脅さないように場所を移動した。園内にはもう1箇所「蜂に注意」の張り紙があった。
スズメバチというとすぐに駆除してしまうのが常だが、さすが自然博物館。危険な昆虫も大事に保護している?ここは、もともと雑木林だった。だから、人が自然を侵したわけだ。とすると、スズメバチから見れば、人は害獣ということになる。今年は熊の出没も多い。植林で雑木がなくなったり、自然が少なくなった上に、山の木の実が不作年にあたるからだ。熊が退治されたというニュースを聞くたびに、自然と人が共存できる道はないものかと心が痛む。
コメント
Unknown
私の家の裏山でもスズメバチ“注意”の看板があちこち出されています。何人かがこのハチに攻撃されたのでしょう。人間が自然界を破壊しているのでハチも必死に防衛しているんでしょうね。
吉ちゃん さま
家の庭にはコアシナガバチの巣があります。傍によっても攻撃しないやさしい蜂です。暖かい日は庭の植木の間を飛び回って狩をしています。
この蜂ももう少しで寒さで死んでしまいます。その中から女王蜂が生き残って、来年また1匹で巣をつくり子孫を増やしていきます。自然ってすごいですね。
共存
生存を脅かさす側の論理だけでは共存は無理でしょう、畑で野菜を育てていても、そう思うことがあります。
地球環境の問題にしても、自然を思う心と言うか? 結局は、その様なことへ向けさせる怪物の力が必要なのですかね。
sasagawa さま
力ないものがいくらわめいてもだめですね。最後は怪物頼みですか。