ステビアはキク科の多年草。原産国パラグアイでは薬草として古くから用いられていた。ステビアには甘味がある。その甘さは、砂糖の100倍とも300倍ともいわれる。それでいてカロリーが砂糖の90分の1だという。そこで、砂糖に変わる低カロリー甘味料として、いろいろな食品や薬品に使われている。
甘味の元は、ステビオサイドという物質。発がん性があるということで、当初は食品として認められていなかったが、現在はアメリカ以外の国では食品として認可されているようだ。
今年初めて畑に植えてみたステビア、白くて小さく目立たない花だが、葉を噛んでみると、やや青臭いが、かなり強い甘味を感じた。
最近は、ステビアのエキスや堆肥を畑に入れると植物にいいということで、使用している農家もある。これがステビア農法だ。
堆肥を土に施したところミカンが甘くなったということがきっかけらしい。ミカンが甘くなると聞くと、ステビアの甘味成分が根から吸われて、果実が甘くなると考えがちだが、そうではない。ステビアの成分によって、根の活性が高くなるというのだ。その結果、微量要素などの成分の吸収が良くなって実の成長によい結果が出るのだという。ミカンが甘くなるだけでなく、ほかにも、ステビアの効果はたくさんあるらしい。残留農薬の分解を促したり、抗酸化作用が働いて、農産物の日持ちが良くなったりもするそうだ。
私もステビアの効果を試したくてエキス販売元に実験データを請求してみたが、逆に「まだデータがないので使用してみて効果があったらお知らせください」ということだった。データがないのに、効果があるといって売っているのも変な話だ。「トマトと一緒に植えておくとトマトの生長がよくなる」といってバジルを売るのとはちょっとわけが違うようにおもう。
畑に植えたステビアは3本だけだったので、堆肥にするほどはとれなかった。来年は少し多めに植えて、ステビア堆肥を作ってみようと思う。
コメント
Unknown
わぁ~、ポタさんはステビアも育てていらっしゃるのね? (*^_^*)
私も凄く興味のある植物なんです・・・。
ステビア農法なんて、あるのね?知りませんでした。
このステビアって、それだけで何かする事ってあるのかしら?
食べたり、ティーにしたり・・・。(^_^;)
ステビア
色々知らない事が沢山あります。
ステビア農法ですか。良い事であれば実践したくなりますね。
なるべくならば肥料や農薬を使わないやり方が一番良いと思っていますので。
本、明日入荷だそうで今日本屋さんに予約してきました。楽しみです。
かりん さま
ステビアは乾燥させてから、煎じてシロップのように使うらしいですよ。葉をティーに浮かべてもいいかも。まだ使ったことがないので、今度使ったときにブログにアップしますね。
食べるのはどうでしょう。ちょっと甘すぎるようです。
notti さま
私は、新とかnewに弱いんです。だから、変わったものがあるとすぐに取り入れたり、買ってしまったりします。
「やさい畑」買われたんですね。私の経歴がちょっと間違っていますが。
春号の記事も書く予定です。春号は、寒い地方、暑い地方、中間地の栽培カレンダーがつくらしいですよ。
ステビア
春には、ステビアのことでお教え頂き有り難う御座いました。 結果は、トマトは甘くなりましたが、ナスの方は特に顕著な効果はありませんでした。 来年もう一度、麻袋一杯分の乾燥ステビアを頂くことになっていますので、トマトを軸に試してみるつもりです。
sasagawa さま
トマトは甘くなりましたか。比較試験でも出来ればいいのですが。実証したいですね。
Unknown
ステビアの種を種苗店で売っているんでしょうか?
店に訪問した時あったらその種を買いたいものです。
ポタさんの記事を見ているとこのステビアは色々な効用があるんですね。
ちなみにこの花をみた事がありません。
乾燥ステビアなんかはどんな所に売っているんでしょうか?
ステビア
甘味料で見るステビア、こんな花がさくんですね~。知りませんでした。
甘味以外に、たい肥としても使われるなんて万能ですね。甘くて虫が引き寄せらて、虫除け代わりになったらいいな。
Unknown
ステビアの利用方法は単に甘味料だけではないんですね。
今後、家庭菜園で利用する人が増えれば、いろいろな情報が集まって面白いですね。
期待大です。
吉ちゃん さま
私も種がほしいのですが、見つかりません。苗は売っているのですが。きっと、挿し芽で殖やしているのだと思います。
ブルーデージー さま
虫がこの甘味を感じられるかどうかですね。少なくとも人間には甘く感じられるようですが。
もいもい さま
いろいろなステビアの農業用資材は販売されているようですが、高いですね。ですから、しっかりしたデータがほしいです。