支柱に使っている鉄製のパイプに小さなハチが何かを運び入れている。
よく見ると、緑の葉っぱだ。どうやらハキリバチの一種らしい。運ぶ頻度は3~4分に1回くらいのペースだ。
ハキリバチにもいろいろ種類があるので、このハキリバチの種類は同定できていない。しかし、ポタケの隣りにある家のバラに丸く囓られたあとがあるので、ことによるとバラハキリバチかも知れない。
ハキリバチ類は、運んだ葉を壁にして、筒の中にいくつも部屋を作る。その部屋ごとに幼虫の餌となる花粉や蜜を運び入れて卵を産みつける。種類によって、葉をそのまま壁材料に使ったり、噛み砕いて使ったりするそうだ。そして、卵を全部産み終わり巣が完成すると、最後にパイプの口を塞ぐ。
ところで、鉄パイプむき出しでは、夏の暑さで卵や幼虫が焼け死んでしまいそうだ。そこで、プチプチにアルミを蒸着したキャンプ用のマットをパイプに巻きつけてやった。これで、何とか無事巣立つことを願う(隣の家のバラには申し訳ないが……)。
コメント
1枚目の写真よく撮れましたね、筒に入る前のホバーリングみたいなところ、一瞬で筒の中に入ってしまうとおもうんですが、その一瞬をとらえるのは難しいです。かぼちゃの花にくるクマバチをねらったこともありましたが、適当に何枚も撮って1枚くらいはましなものが獲れることがあります。
ぎゅうちゃん さま
このハチは筒に入る前もホバリングしないので撮れるのはほんの一瞬です。
大体コースが決まってますから、通りそうなところにマニュアルで焦点を合わせておきました。でも、ズレたり、ブレたりで、まともなものは何枚もありません。
望遠マクロは難しいですね。
昆虫写真図鑑などを見ると、1枚のために1000枚も撮っているというコメントも添えられていたりします。
でも、私はそんな時間もないし、数撃ちゃ当たる主義が嫌いなので、連写もせずに撮っています。
いつものことながら 昆虫写真の素晴らしさに感心しています。 身の丈に余るバラの葉を抱えているのが見えます。
菜園ブログ さま
ご覧いただきありがとうございます。
昨日見たときには、パイプの口が葉で塞がれていました。
卵を産み終わったのでしょう。