トラップネストのその後

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新しくハキリバチの仲間がやって来た。
トラップネストに興味を持ったのは一昨年のこと。
そのときは、雨除けハウスの鉄パイプに小さく切った葉を運んでいるハチを見つけたときだ。葉を筒の中に入れると,またどこかに飛んでいく。一日中なんども葉を運んでいるのが観察された。
あとで調べて、ハキリバチの仲間だということが分かった。
しかし、その場所の栽培が終わるとパイプを片づけなくてはならなかったので、最後まで観察が続けられなかった。
そこで、今回は竹筒を切ったトラップを設置することにした。

最初は、コクロアナバチが、そして、オオフタオビドロバチがやって来たが,最近、同じところにハキリバチの仲間も巣を作り始めている。すぐ傍に植えてあるバラの葉が丸く切り取られているので、バラハキリバチかも知れないが同定はできていない。

ハキリバチ類は、幼虫のために蜜と花粉を餌に、葉を幼虫の寝床や部屋の仕切り、入り口のシャッターにするために集める。

トラップネストにやって来たハチは、これで3種類。今後、トラップの数を増やし、獲物や葉を運んでいる姿も撮っていきたい。

なお、ネットで読んだ記事には,「竹筒の面を揃えると、ハチがどの筒に営巣中か分からなくなる」と書いてあった。
しかし、筒を移動してみたところ、同じ筒に資材を運び込んでいたので臭いか何かで見分けているようだ。

※写真をクリックすると大きな画像が見られます。

竹筒から出る前のハキリバチ

竹筒から出たところ。

入り口に葉を摘めて完成。