バナーネの収穫が始まった。
バナーネはフランスから導入されたロングドートという果皮が白い、いわゆる「白イチジク」品種。
夏果と秋果が収穫できる。
夏果はかなり大きくなるが糖度は低め。秋果は甘いが果実は小さめだ。
果実は熟しても割れにくいが、果皮が軟らかい。
そんな理由から、輸送には不向きなため市場には出まわっていないようだ。
今年の関東は曇雨天の日が多いため、果実は割れていなくても穴の近くの果肉が傷みかけているものもある。
収穫が遅れて割れてしまったものには、ハナムグリの仲間やオオスズメバチなどがやって来る。傷んでしまった果実を片づけてくれるので、私とこれらの昆虫とは共存関係にある。
スズメバチと聞くと超危険な昆虫と思うかも知れないが、今の畑でイチジクを栽培して10数年、蜂に刺されたことはいちどもない。