ダンゴ3兄弟

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これをみたとき、ずっと前に流行ったこの歌を思い出した。
この昆虫、ヒロズハヤバチというらしい。頭が広くて、動きが速いということから命名されたという。
ヒロズハヤバチは、狩り蜂の仲間。土に穴を掘り、ササキリモドキ科というバッタの仲間を狩ってきて入れ、そこに卵を産みつける。
はじめは、ネギ畝の脇の平らな地面に、数匹のせわしなく飛び交う、ミツバチよりちょっと小さめのアブのような昆虫を見つけた。しかし、縄張りを守っているようだから、アブではなくハチだと察しがついた。このハチ、めまぐるしく飛び回るので、なかなか写真が撮れない。そのうち、葉上に止まっているものや枯れたネギの葉に止まっているものを、なんとか接写した。
接写しているうちに、妙なつがいを見つけた。これが、この3兄弟だ。
3兄弟と書いたが、じつは三角関係?のつがい。
一番下は♀、その上の2頭が♂と思われる。だから、一番上の♂は交接はしていないだろう。
カエルやサケなどでは1匹の♀を巡って、♂が群がるのを見たことがあるが、昆虫でこんなのを見たのは初めてだ。

畑に行くたびに、このハチの掘った穴を観察している。しかし、穴を掘るところは見ているが、バッタを運んでくる場面には出くわしていない。昆虫写真は、野菜づくりのついででは撮れそうもない。

※画像をクリックすると拡大します。

クウシンサイの葉上にいたヒロズハヤバチ3兄弟。眼が翡翠色で綺麗だ。

葉上のヒロズハヤバチを横から

獲物を入れるために掘った穴。地下にいくつかの部屋を作ってあるという。