畑の近くのあぜ道にゼニアオイが咲いていた。
ゼニアオイは漢字で書くと、銭葵。中国の古書に、花が中国の銭に似ていると書かれてあったことから、そう呼ばれるようになったということだ。渡来は江戸時代。
草花として栽培されるが、最近は空き地や路傍にも自生する逸脱植物。帰化植物として載せている本もある。ゼニアオイ(コモンマロウ・モルチアナ)はマロー(ウスベニアオイ・コモンマロウ)の変種という。
ゼニアオイをハーブとして利用するのは花。生か乾燥した花にお湯を注いで蒸らすと、マロウティーができあがる。また、花粘液には緩下や鎮咳作用があるそうだ。
ちなみに、葵の御紋の葵は、ウマノスズクサ科の草本。ゼニアオイはアオイ科だからまったく別の種類だ。
コメント
ゼニアオイ
花は目立つ色をしていますが、葉や茎はやはりオクラに似ていますね。 どんな実が生るのでしょうか。
ゼニアオイはつよい
近所や道端でゼニアオイをよく見かけます。
種まきしなくても毎年自然に発芽するんでしょうか、つよいみたいです。
sasagawa さま
実はかさかさの乾いた実です。オクラとは全く違います。
ぎゅうちゃん
種がどこからか飛んできて自然に生えますね。畑には毎年増えています。