疫病発生

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 ジャガイモの種芋は、種苗店で購入したものを使うのが原則だ。その理由は、種芋からうつる病気の発生。代表的なものに、ウィルス病と疫病がある。

 ウィルス病の場合、病気の様子が見ただけでは分からないものも多い。しかし、健全なものと比べると生育が悪かったり、収量が減る。ほとんどの野菜がウィルス病に感染しているといっても過言ではないくらい、当たり前の病気だ。病徴として表面に現れれば抜き去るとか、焼くとかの処置ができるのだが、見ても分からないからたちが悪い。ただし、このウィルス病は人には感染しないから安心してほしい。

 画像は、疫病の初期と思われる。もう、1ヶ月前からこの状態だから消毒もせずそのまま放置してある。ひどくなると、葉や茎が黒くただれたようになり、やがて腐って悪臭を放つ。風通しが悪く、低温気味で湿度が高いときに発生しやすいが、種芋が感染していたとか、連作が原因のことが多い。とくに、自分で栽培したイモを種芋にすると発生が多い。

 ジャガイモの疫病はこれから梅雨時に多くなるが、ジャガイモに発生するとやがてトマトに伝染するから、ジャガイモの様子を観察してトマトの予防に役立てるといい。

 ちなみに、私の隣の畑は1ヶ月前から疫病が大発生。40㎡ほどの畑の半分が壊滅状態だ。我が家のトマトに伝染しなければいいのだがとヒヤヒヤしている。

コメント

  1. Yu より:

    Unknown
    ポタさん
    育ち始めたお野菜が病気にかかるのは残念ですね。
    この状態になってから薬剤では治らないのですか。
    時々植木でもこのようになることがあるのですが・・。

  2. 菜園ブログ より:

    疫病
     うちの農園でも、昨日・今日とトマトの疫病について呼び出されました。 今の時期は、農園の総面積の半分近くはジャガイモが植えられていて、殆どの畑で疫病が見られます。
     トマトも急に、まず葉に、疫病の症状が出てきました。 観察していると、ミニトマトの葉の方が普通トマトよりも疫病に強い様ですし、普通トマトでも品種で耐病性にかなり差がある様に思います。
     疫病抵抗性の付与されたトマトは出来ないのでしょうか?

  3. ぎゅうちゃん より:

    自家の種芋
    うちは自家の種芋を植えました。
    まだ疫病は出ていませんが、やがてこのようになるんですね。
    よく観察します。

  4. ポタ より:

    Yu さま
    薬をかけると病気は止まります。しかし、植物は元の通りにはなりませんね。私はひどい葉をとってしまってから消毒します。
    不耕起農法の畑は、病気が出ても摘葉するだけで薬は使いません。

  5. ポタ より:

    sasagawa さま
    ウィルス抵抗性品種はあるようですが、疫病に対してもつくって欲しいですね。雨除けだとかなり防げそうですが、やはり梅雨時は発生するでしょうね。

  6. ポタ より:

    ぎゅうちゃん
    でないといいですが。ジャガイモは出荷用でない限りは消毒しませんから、疫病漬けですね。

  7. もいもい より:

    疫病
    ウイルスだけでなく疫病もあるんですね。
    気温が低い飛騨地方では疫病は少ないみたいです。
    ただ、ウイルスは自家採種した物ではほとんどやられますね。収量は変わらないのですがすぐ腐ります。

  8. ポタ より:

    もいもい さま
    やはりそうですか。自家採種はジャガイモには通用しませんね。