トウモロコシの雄穂にアワノメイガの幼虫を見つけた。
トウモロコシの害虫の主なものは、アワヨトウとアワノメイガだ。アワヨトウの孵化したばかりの幼虫はトウモロコシの葉を筋状に食害したりする。アワノメイガは、雄穂の根本から茎に穴を開けて入り込む。幼虫がいれば小さな穴と鋸屑状の糞があるからわかる。そんな兆候が見られたら、茎を折って幼虫を捕殺すればいい。ただし、雌穂に入り込むと糞が外に出ないから見つけるのは難しい。
防除法は、捕殺のほかには農薬を使う方法がある。NAC粒剤などを雄穂が出始めたときと、雌穂の絹糸(シルクまたはひげ)が出始めたときに、ひとつまみ(3gくらい)を雄穂と絹糸の上にかける。通常は2回でほぼ防除できるが、発生の多い年は、もういちどくらい余計にかけると良い。
農薬を絶対に使いたくないし、捕殺に費やす時間もないという人には、防虫網をかける方法がある。4ミリ目以下の防虫網を、すっぽりとトウモロコシの株にかぶせてしまう。そうすれば成虫の蛾が入れないので、幼虫の発生を防げる。そのまま、収穫までおけば防鳥網としても使えるので、一石二鳥だ。
画像はアワノメイガの幼虫(だと思う)。アワヨトウは背中に筋があるから見分けがつく。今日は18本あるトウモロコシから、4匹のアワノメイガを見つけて捕殺した。この分だと、実にも大夫はいっているかもしれない。
コメント
害虫
私もとうもろこしに良く見かけます。
薬はなるたけかけたくありませんし防虫網は数がいります。
見つけたら捕殺しますが成り行きに任せます。
収穫したら本州に住む息子たちに真っ先に送ります。
Unknown
ポタさんの記事を見ていると私の畑のトーモロコシにもきっとアワノメイガが入っているように思います。
先日も雌花の毛の部分の所に屑状のものがついていたからです。明日はもう一度観察してこようと思います。
農家さんの苦労がうかがえます
今日も道の駅でとうもろこしやインゲン豆など季節の野菜を購入し、早速料理しました。
野菜を見ると嬉しくて、ついつい買い過ぎるので
道の駅は目の毒です。
ゴーヤもそろそろ食卓に乗る季節となりました。
小さなゴーヤの写真を拝見しましたが、
地物はまだまだこれからなんですね。
ここまでりっぱな野菜に育ててくださった農家さんと
野菜に感謝しながらいただきたいと思います。
notti さま
北海道のトウモロコシはおいしいですね。息子さんたちもお喜びでしょう。私は18本しか作っていないので、たちまちなくなってしまいそうです。
吉ちゃん
アワノメイガの幼虫、逮捕できましたか。
私のも、あとは実に入っていなければいいのですが、あけてみないとわかりません。
ほっとほっぺさま
自分で栽培すると、野菜や果物を食べられるありがたさがよりいっそう強くなります。とくに、無農薬とか有機栽培は大変な苦労があります。
Unknown
このような害虫もいるんですね。私はカメムシ類が一番害をなすと思っていました。
無農薬のトウモロコシ作りは運まかせのことがよくあります。運がいいときれいなトウモロコシが取れます。
もいもいさま
今年は害虫が多いらしいです。暖冬だった影響でしょうか。