カラスのやってくるのを待つ

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 最近、都内のカラスが餌場を失ったためか、当地のカラスがめっきり増えたように思う。しかし、ゴミはネットで防護されているので、仕方なく?カラスたちは畑にやってくる。そして、あらゆるものをつつき回る。私の農園の隣にある農家では、ナスがつつかれたり、未熟なスイカがつつかれたりという被害が出ている。私の農園でも、カラーピーマンや青いトマトがつつかれてしまった。

 そこで、トウモロコシや雨よけハウスには防鳥網を張り巡らせた。しかし、防鳥網の糸は細いので、少しでも出っ張りがあると引っかかってしまう。袖口のボタン、靴底の凹凸などには通るたびに引っかかる。収穫時もいちいち網を持ち上げてとるのが面倒だ。そこで、大玉トマトには籾消毒用の網袋をかぶせてみた。

 網袋には、画像のような黄色いものと赤いものがあるが、黄色のものを選んだ。なんでも、カラスは黄色い袋の中に入ったものが見えないらしい。だから、この袋をかぶせれば、中のものが見えにくくなるし、つつくことも出来なくなる。そう考えたのだ。はじめは黄色いポリ袋をかぶせようと思ったが、なかなか適当なものが見つからないし、実にかぶせると蒸れてしまうような気がして、最終的にこの方法をとることにした。

 実は、いま収穫中の2本のトウモロコシにもかぶせてみてあるが、どうなることか楽しみだ。
 しかし、懸念していることもある。それは、カラスの害が出始めたときに、ナス、トウモロコシ、雨よけトマト、ブラックベリーに防鳥網を張った。それからというもの、「この農場はガードが堅くてだめだ」と悟ったのか、カラスの姿が見えなくなってしまった。それまでは、いつも、すぐ近くの電柱のてっぺんで私の仕事ぶりを観察していた。近所の人の話だと、そのカラスたちは私が帰るやいなや畑に舞い降りていたらしい。そのカラスたちの姿が、いまは近くに見えない。だから、袋をかけたことによる効果なのかどうかの見極めがちょっと「ビミョウ」な状態におかれている。

 この袋は、ホームセンターの農業資材売り場で見つけた。ちょっと大きめだからトウモロコシにかけるのにちょうどいい。丈夫そうだから、カラスのくちばしにも耐えるだろう。そんなことで、いまはカラスがやってくることに期待している次第だ。

コメント

  1. 吉ちゃん より:

    Unknown
    前日のふっくらとした枝豆は美味しかったようですね。最初の定植した茶はもう収穫できますがその後に植えたものはまだ莢はぺちゃんこのような状況です。
    私の畑の周りにはカラスが結構舞っていますが食料が満ち足りているの今の所は被害は見受けられません。勿論釣り糸を張ってありますが。
    黄色いトマトが色づきましたが黄色はカラスは苦手なんでしょうか? これも被害は見受けられません。

  2. ポタ より:

    吉ちゃん
    私も後撒きで黒大豆のエダマメを作っています。いま、花が散って小さなマメが見えだしたところです。
    ここのカラスは糸ではダメです。かなり頭が良さそうです。都会育ちの田舎暮らし派らしいです(笑)
    黄色が見えないなんてことはないでしょうね。

  3. ミレイ より:

    カラス対策
    こちらでも、トマトや、とうもろこしやすいか、メロンなどカラスにつつかれています。
    私は、昔、苗の育苗時期に使っていた、寒冷紗でグルリと周りを囲っています。こうしてから、カラスにつつかれることがなくなりました。
    野菜作りも、根気がいりますよね。

  4. ポタ より:

    Unknown
    折角育てた農産物を荒らし回るのは許せませんね。
    鹿、猪、カモシカ、猿などの野獣の害も、元はといえば自然破壊が原因。いろいろな動物と共存できる環境を戻すように考えていかないといけませんね。

  5. 菜園ブログ より:

    防鳥網
     赤糸の防鳥網は、作業者に引っ掛かるし糸が弱いので困りますね。 
     うちの農園はカラスのネグラの下にありますので、長年のカラス(頭の黒いカラスも含めて)との抗争の末、各区画を1.8m巾×18m長さの胡瓜ネット(1捲き150円ほどで使い捨て出来ます)で囲って歩いて来るカラスを防ぎ、4隅の柱間に対角線方向にテグスを張って飛んで来るカラスを防いでいます。 この囲いをしてある区画はカラスの被害を受けていません。 ご参考まで。

  6. ポタ より:

    sasagawaさま
    この辺のカラスは、防鳥網の隙間からトウモロコシやトマトをつついてしまうそうです。ですから、網と果実の間を開けるようにしています。キュウリネットとテグスの防除法も参考にさせていただきます。