シソの葉に食われたあとがあると思ったら、オンブバッタがいた。
オンブバッタは、オンブバッタ科の昆虫。おぶさっているのが雄で、雌よりも体が小さい。このオンブバッタ、交尾していなくてもおぶさっていることが多い。その理由は雌を確保しておくためだそうだ。
オンブバッタが好む食草は葉の広い植物。私の畑にのサツマイモや空心菜にもオンブバッタの喰い痕があるところをみると、こんなものも食べるらしい。図鑑で調べると野草のイノコヅチなども好物だという。
オンブバッタには色の変異が多い。私の畑にいるのは緑だが、ときどき茶色いのもいる。生息する環境によって色が変わるのだろうか。
毛虫やアオムシ、イモムシなどは、見つけるとすぐに退治したくなるが、なぜかオンブバッタは退治する気になれない。食害といっても野菜が全滅するほどひどい被害を及ぼさないのが原因だろうが。顔も、よく見ると愛嬌がある。そんな理由からかも知れない。
コメント
夫婦だったんですか
親と子だと思っていました。これからはオンブバッタの見方がかわります。
よく「おんぶにだっこ」と頼り切る事を表現しますが
「おんぶバッタに抱っコアラ」なんて言ったりして…
これは家族に報告しなくては。そしてこの駄洒落も披露して笑ってもらおう!
Unknown
私の畑の空心菜の所にもオンブバッタを見かけます。
最初親子だと思っていましたが。何故かこの姿を見ていると多少葉が食べられても我慢してしまいます。
雌を確保するために大変な努力をしているんですね。人間社会の男も同じかな? それとも今の時代は逆かな?
ほっとほっぺ さま
こんなに恋いこがれた仲も、交尾してしまえば終わり。雄は全勢力を使い果たし、疲れて死んでしまうのでしょうね。カマキリなどは雌の栄養源として食べられてしまいます。
吉 ちゃん
どっちでしょうね。人によって違うと思いますが。
家の庭では、鉢の下などに雌が何匹か集まって越冬している姿を見ます。バッタも越冬するのですね。寒さで、バッタバッタと死んでしまうのかと思ってました。