この画像はブドウの花。雄しべ5本に雌しべ1本だが、よく見ると花びらがない。それもそのはず、蕾の時にまわりを覆っていた花びら(花冠)は、開花すると根元からとれて冠のように花の上に乗り、その後落ちてしまうのだ。ちなみに、ガクは認められないし、花の中には雄しべだけの花もある。
こんな花でも、雄しべのつけ根のあたり、雄しべと雄しべの間にある5個の蜜腺から蜜を出して虫を呼んでいる。実に植物の世界は不思議がいっぱいだ。
不思議といえば、植物が害虫に襲われると、特殊な物質を出して、害虫の天敵を呼ぶそうだ。植物同士も加害されると連絡を取り合っている。害虫におかされた植物だけでなく、無傷の隣の植物にも害虫の嫌いなタンニンなどがふえるという。そんなことを知るたびに、植物を動物より下等なものとする考えに疑問を感ずる。
ブドウの花びらが開花と同時に落ちてしまうのも、それなりの理由があるのだろう。植物と話ができたら「実際はどうなんだ」と聞いてみたいものだ。
コメント
Unknown
ポタさん
こんばんは
ポタさんノブログを拝見していつも植物の世界の不思議を実感しています。
すべてのものに生きる力を与えているのはやっぱり天地の創造主でしょうか。
Yu さま
自然を見ていると如何に人間が小さな存在かということを感じます。
科学で割り切れないことがたくさんありますね。
Unknown
ほんとに植物は見れば見るほど不思議なことだらけですね
いつも植物に話しかけてますが、返事が返ってくるといいなと私も思います
花凜 さま
答えが返ってこなくても、植物はちゃんと聞いています。
こんなことを言うと、私も怪しい人のように思われそうですが、語りかけると綺麗な花を咲かせたり元気になったりするそうです。モーツァルトを聴かせると生育がよくなるのも、音楽から出る波動が植物にあっているからです。
私も、畑で早く大きくなれと心で語っています。昆虫にも意志は通じるようですよ。写真を写真ときには虫にも話しかけます。
Unknown
まいど^^)
コメ見てきてくれたんやね
おおきに!!
よもぎが害虫に効くんや
知らんかったわ!!
ワタイは家庭菜園始めたばっかりやから
何も知らんねん
今は~芋虫とナメクジと格闘中でおます
ほな また〆
Unknown
イモムシとナメクジは困りものですね。
イモムシは捕まえて抹殺するほかありません。そのへんに投げても戻ってきますよ。ナメクジはビールが大好き。深い器にビールを入れておくと溺れ死にます。でも、まさかナメクジのためにビールを買ってくるなんてしませんよね。飲み残しがなければ駄目ですね。
葡萄の花
うちにも巨峰の樹がⅠ本ありますが、あまりいい実が生りません。
毎年葡萄の花は見ていますが、その構造は始めて知りました。 有り難う御座居ました。
今年はよく観察します。
菜園ブログ さま
これもコンデジのマクロのお陰です。
普通はこんな小さな、なんの変哲もない花なんか見ませんよね。
これからも、コンデジマクロ写真を撮り続けていきたいです。新しい発見が沢山ありそうです。