モンシロチョウの寝床

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 午後5時半頃、そろそろ仕事を終えようとしていた時、モンシロチョウの舞っているのが目に入った。しばらく様子を見ていると、カモマイルの花にとまった。蜜を吸うのかと様子を見ていたら、どうもここを今晩の寝床に決めたらしい。そのあとも動く気配はなかった。

 チョウチョは綺麗だし、飛ぶのを見るのも楽しいものだ。しかし、種類によっては害虫。チョウチョが畑に来たからといって喜んでばかりはいられない。ご存じ、モンシロチョウはアブラナ科の植物を加害するアオムシの親だ。

 野原には、モンシロチョウとそっくりのスジグロシロチョウというのがいる。スジグロシロチョウの幼虫は野生のアブラナ科の植物を食べる。しかし、モンシロチョウは栽培しているアブラナ科の植物を食べることから、遠い昔にアブラナ科の園芸種に着いて日本に入ってきたのではないかという説がある。
 私のような凡人は、チョウチョによって食草が違うんだなということしか気がつかないが、学者はその先を考える。これが凡人と学者の違いなのだろう。

コメント

  1. 菜園ブログ より:

    モンシロチョウ
     白いチョウチョでも いろいろと種類があるのですね、すべて青虫の親だと思っていました。
     アブラナ科の野菜作りを始めてから、チョウチョは憎っくきものとの先入観があり、好意的な目で見なくなりました。 勝手なものです。

  2. ポタ より:

    菜園ブログ さま
    もともと害虫というのは人が勝手に決めたものですね。単一作物ばかり作るから、それを食う虫が増えただけのことです。いちばん悪いのは人間ですね。
    自分達にとってマイナス要因になるものすべてを害○と呼んで抹殺してしまいます。

  3. 小鳥沢 より:

    今晩は
    優しい姿のモンシロチョウは害虫ですか・・・
    何も知らないで、美味しい野菜を求めて、恥ずかしいと思いました。
    盛岡は、マイマイガの幼虫が大発生して、駆除が大変です。

  4. ポタ より:

    小鳥沢 さま
    サクラですか?
    ブランコ毛虫ですね。
    あの毛虫は毒がないですよね。でも、だいはっせいしては気持ち悪いですね。サクラの葉も丸坊主。

  5. 小鳥沢 より:

    こんにちは
    マイマイガをブランコ毛虫とも呼ぶのですか?
    街路樹のオオヤマザクラの下を歩きますと、目の前に毛虫が糸に揺られて、下りてきます。
    傘を差して歩きたいと思います。
    庭は、ウメモドキの葉がなく枯れ木のようになってしまいました。
    サツキ・ツツジ・その他・・・駆除をしても追いつきません。
    市役所の職員が街路樹・公園に薬剤散布していますが、
    効果が薄いようです。
    庭に出るときは、白い服を着て帽子を被り、完全装備です。
    気持ちが悪いです。
    大変困っています。

  6. ポタ より:

    小鳥沢 さま
    毛虫は小さいうちですとかたまって生活しています。噛む力が弱いので、みんなで力を合わせて葉を囓るらしいのです。その頃までに退治すればいいのですが。大きくなるとチリチリバラバラになりますから、薬剤散布しても全部にかからないのでしょうね。それにケモクジャラですから薬剤も着きにくいのでしょう。初期防除が大切ですね。
    ブラブラぶら下がっているので、俗称ブランコ毛虫といいます(笑)