アスパラガスは、ユリ科(クサスギカズラ科、アスパラガス科、キジカクシ科に分類する方法もある)の雌雄異株の植物。雌株と雄株の見分けは花が咲かないと分からない。また、雌雄の比は1:1という。
アスパラガスの語源はたくさんに枝分かれするという意味。和名をオランダキジカクシというが、キジカクシはキジが隠れてしまうほど葉が茂るという意味。オランダは外来の意味がある。食用にする部分は、茎が伸びる前に収穫する。
ちなみに、アスパラガスの細かい葉は、実は葉ではなく茎。葉は鱗状の三角形のものだ。
雌株は、茎が太いが本数が少なく、雄株は茎は細めだが本数が多い。そこで、経営的には雄株の方が有利になる。農家では種をまいて花が咲き始めると雌株を抜き捨てる。ただ、花が咲くまでに2年ほどかかるので、その間畑の面積を無駄に使うことになってしまう。そこで、最近はバイオ技術(雄株の茎頂から無菌培養で増殖する)をつかって雄株を大量に増やす方法もとられている。雄株の種だけを作る研究もされているようだが、まだ成功していない。
写真に写っている丸いのがアスパラガスの実。雄株だけだといわれて買った10本のうちの1本。熟すと赤くなる。
コメント
アスパラガスの実
アスパラガスの実は始めて見ました、馴染みの深いアスパラガスからは 想像もつかない実ですね。
今日 元会社の農材関係の部署にいた男と会食の席で、最近の技術開発の話をしました。
話の中で、バイオ技術の進展はすごいものだと知り、また 認識を改めました。
Unknown
子供の頃住んでいた家の庭にアスパラガスがあったのを思い出しました。
アスパラガスに赤い実はキレイに映えそうですね。
菜園ブログ さま
初めてでしたか。
こんどは色づいたのも載せます。
バイオ技術も大量増殖くらいなら何の心配もないですね。
遺伝子組み換えは人が何も手を加えないでも起こっていることですが、人工的にすると不安なのは何故でしょう。
すぷらうと さま
庭に植えてあったのですね。
実が赤くなったら、またアップしますね。
アスパラガスには、観賞用のものとか、薬用のものもあるんですよ。食用のとは草姿が違います。フラワーアレンジメントなどに使う種類もありますね。