スーパーに行く途中、50mほどの間に3つも鳥の巣が落ちていた。冬になって葉が散ると、樹上にはたくさんの巣があることに気づく。巣は街路樹の下に植えてある、ドウダンツツジの上に落ちていた。気がついたことだが、巣の素材には草や木だけでなくプラスティック製品も使っているようだ。カラスが針金のハンガーなどを使って巣を作ることは知っていたが、小鳥まで人工物を使う時代になったことに驚かされた。
この巣は枝葉が茂った夏の間に作られたものなので、どんな種類の鳥が作ったのかは定かではない。しかし、巣の大きさや形から想像すると「カワラヒワ」のような気がする。それにしても、くちばしだけで、よくもこんなに美しい形が作れるものだと感心する。
これは形が綺麗に残っている巣だ。
大分傷みかけた巣。
形が崩れかけた巣。
ツバメなどは毎年同じ巣を使うが、多くの鳥はハチなどと同様に古い巣は使わない。
だから、もの巣を作った小鳥も、翌年はまた新しい巣をつくるのだろう。
古い巣にはダニなどが発生するために新しくする、と聞いたことがある。