アブラムシの産子と天敵

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 レタスについたアブラムシが産子しているのを見つけた。
 この時期、アブラムシは単為生殖という方法で雌だけで子供を増やす。そして、卵ではなく、子虫の形で産む。画像は、まさに産子しているところ。

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レタスの葉上で産子するタイワンヒゲナガアブラムシ(と思うが?)

 ところで、1頭(昆虫界では1匹と言わず1頭という)のアブラムシが1日10頭の子供を産むとすると、1週間で1頭+70頭で71頭になる。この、生まれた幼虫は1週間で産卵できるようになる。
 そこで、2週目の1日目には1(親)+70(1週間で生まれた子供)+100(最初に生まれた子供が産んだ子供10×10頭)。
 2週目の2日目には1(親)+70(1週間で生まれた子供)+100(1日目に生まれた子供が産んだ子供)+100(2日目に生まれた子供が産んだ子供)。
 なんだか、わからなくなってきたが、ねずみ算どころではない増え方であることは確かだ。

 しかし、自然界では思うようには行かないもの。永久に増え続けない原因の一つに天敵の存在がある。ポタケでは殺虫剤を使っていないので、天敵がたくさんやっている。今日は畑の隅に生えていたカラスノエンドウで、テントウムシがアブラムシを食べているところを見つけた。

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ソラマメヒゲナガアブラムシを食餌中のナナホシテントウ幼虫。