ポタケの横の草むらでハエトリグモ(蝿捕り蜘蛛)を見つけた。
クモ図鑑を持っていないので種類はわからないが、巣を作っていないこと、糸を作らないことなどからハエトリグモの仲間だということがわかる。ピョンと跳ぶことから、英語ではジャンピングスパイダー(jumping spider)という。昆虫を食べるので益虫といえるが、クモを食べるもの、アリを食べるもの、草食性のものなど、種類によっていろいろな食性があるようだ。
マクロレンズで覗いてみると、ひょうきんな顔をしている。外国には、ハエトリグモの芸術写真?を撮っている人もいるが、その気持ちがわかるような気がする。
ハエトリグモの仲間は、意外に人なつっこく(かどうかは疑問?)撮っているうちにカメラや手に乗ってきたりもする。
前面にある4個の単眼のうち、特に中央の2つの眼の輝きと透明感、眼の周りの色、口ひげ(ではないが)、仕草(実際には動きだが)などに魅せられているのだろう。胴胸部の背中にも小さな眼が4つある。後ろからそっと近づいても動きがわかるようで、体をもたげて振り返ったりする。これらの合計8つの眼は、昆虫と違って全部単眼だ。
棒の先にいたハエトリグモ
斜め前から
さらに近づいて、もう一枚
昆虫写真はほとんどが標本的な写真だ。そこで、今回は背景の色合いなどを考えてポタジェ流に撮ってみた。虫嫌いにはどう撮っても気持ちが悪いものかも知れないが。