畑作業をしている時に時々出会う益虫達。土の中や積み藁、堆肥や落ち葉の中、コンテナの下などにいる。気味が悪いと思われるかも知れないが、みんなポタの味方だ。
コウガイビルの仲間
理科の時間に習ったことがあるプラナリアの仲間だ。体をいくつに切っても、それぞれが再生する。ヒルという名がついているが、ヒルのように血は吸わない。ナメクジに巻きつき、腹部にある口からナメクジの体を溶かして吸う。湿った暗いところを好むようだ。この個体は幼虫だと思われるが、大きなものは30㎝にもなる。
ハサミムシの仲間
小さな害虫などを食べてくれる。卵が孵化するまで雌親が卵を守る種類もいる。尾部のハサミはハサミムシ同士、または天敵から身を守るときに使う道具だ。人を鋏むことはない。なお、羽がないので飛べない。
ムカデの仲間
見かけはグロテスクだが、ハサミムシのように子育てをする子煩悩な虫。小さな害虫などを食べてくれる益虫だ。畑で出会ってもムカデの方から襲ってくることはない。しかし、家に侵入してきた大きなムカデに突然噛みつかれることがあるようだ。ムカデには毒があり、噛みつかれると痛いので注意。
ゲジの仲間
夜行性で、昼間は湿った暗いところに潜んでいる。足がたくさんあるところはムカデに似ているが、噛みつかれても毒はないから安心。しかし、傷口から雑菌が入って化膿することがあるようなので捕まえない方がよい。ムカデと違って捕まえなければ噛みつくことはない。ゲジは畑では小さな害虫を屋内ではゴキブリを食べてくれる益虫だ。ゲジは、ムカデと違って動きが速いので写真を撮るのが大変だった。
※なお、それぞれの虫には色々な種類があり、分類が難しいので○○の仲間と書きました。
コメント
ヌメヌメ系がどうも苦手な私は(あまり得意なひとはいない?)コウガイビルの説明を読んでいて
背中がゾワゾワしてしまいました(笑
その他の虫達は頻繁に目にしますが、益虫なのですね!
人間の都合で益虫になったり害虫になったりするのでしょうが
今度目にするときは、多分以前より愛情を持って見ることが出来そうです。
コウガイビルばっかりは、ちょっとダメかもです(笑
すぷらうと さま
じつは、私もコウガイビルは苦手ですw
このあとも、まだまだ益虫ネタ続きますよ。