ヨトウムシ類の天敵

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サトイモにハスモンヨトウ虫が発生した。

隣りにある農家の畑では定期的に農薬散布をしている。サトイモの葉は水をはじくので展着剤を多めに混ぜているのだろうか。
ポタケで実験中のサトイモは無農薬栽培。その上、ポタケに接した耕作放棄地には背丈ほどに伸びた雑草が繁茂している。だから、害虫が発生するのは仕方がないことだ。
気がついたときには、ハスモンヨトウの幼虫に食害されボロボロになった葉も。

ほとんど退治した(捕殺)あとで葉裏を見ると1頭のカメムシが。
いままで、ポタケにいるカメムシ類の写真を撮ってきたが、この種類とは初顔合わせだ。そこで、近づいてパチリ。
一段落してから、もういちど見たら、なんと、退治し損ねたハスモンヨトウの幼虫が口吻に刺さっていた。このカメムシ、肉食性らしい。

あとで、昆虫に詳しい出版社のT.Hさんに聞いたところ、シロヘリクチブトカメムシという種類のカメムシだということが分かった。
このカメムシは、もともとは南方系の種類だが、近頃の温暖化で生息地が北上しているという。捕食するものは鱗翅目(蝶や蛾などの仲間)の幼虫だから益虫だ。知らないでハスモンヨトウの幼虫を退治してしまって、カメムシには悪いことをしてしまったような気がした。

翅の縁が白いのが特徴。

翅の縁が白い(シロヘリの名の由来)のが特徴。

ハスモンヨトウの幼齢幼虫を太い口吻(クチブト名の由来)で刺している。

ハスモンヨトウの幼齢幼虫を太い口吻(クチブトの名の由来)で刺している。

コメント

  1. Heyモー より:

    おはようございます ポタさん Heyモーです
    カメムシの写真 これはナイスショットですね 
    ここのところ夜盗虫には かなり悩まされています
    見つけて逮捕しても次の日にはまたどこからともなく入り込んできています
    キャベツ苗 ダイコン苗 など狙われています 
    このシロヘリクチブトカメムシは夜盗虫の幼虫を食べてくれる味方なんですね
    良いカメムシですね
    うちのサトイモは夜盗虫は来ていません 無事に成長中です

    Heyモーブログに コメントを頂きどうもありがとうございました!!
    <<ご無沙汰しております。
    枝豆と虎豆よく出来ていますね。>>
    ありがとうございます  エダマメが大好きで今年は鶴岡のダダ茶豆と山形の秘伝豆を中心に栽培して居ります
    エダマメにはカメムシがやってきて困っています マルカメムシやホソヘリカメムシのようです
    益虫ですかね

    <<今年は雨が多いので、今日やっとニンニクを植えました。タマネギとネギ、カブのスワンも播きました。
    Heyモーさんには大分後れを取っています。>>
    ニンニクは植え込んだのですが まだ発芽は確認で来て居りません
    カブのスワン切れな美味しい蕪が出来ますね 区民農園では春にテスト栽培したらやはり根こぶ菌にやられたので プランター栽培です

    <<畑では、遅まきのトウモロコシの雄穂も出はじめましたよ。
    うまく出来たら、また、ブログにアップします。>>
    遅まきのトウモロコシ良いですね
    うちは8/15に蒔いたハニーバンタムをプランター栽培でクリスマスコーンとしてを栽培中です
    クリスマスに収穫出来たら嬉しいです