画像のクウシンサイは「なつサラダ」という品種。なつサラダは葉が細く、立性なので刈り取りだけでなく抜き取り栽培にも向く。普通は炒めものなどにするが、クセがないので生でサラダにしても良い。
クウシンサイは、東南アジアなどに自生するヒルガオ科サツマイモ属の植物。茎が中空なのでこのように呼ばれる。クウシンサイは呼び名が多く、標準和名(図鑑などで使う標準名)のヨウサイ(蕹菜)のほか、アサガオのような花が咲くのでアサガオナ(朝顔菜)とも呼ばれる。沖縄ではウンチェーとも。なお、最近は、クウシンサイのスプラウトも市場に出まわっている。
クウシンサイは高温多湿を好むが、10℃以下の温度になると生育が止まってしまう。中間地では5月頃から10月頃が栽培適期。
クウシンサイは7月に入ってずっと雨だったので、ポタケではポットまきして発芽したものを植えつけた。ふつうは株間30㎝ほどにまくが、今回は密植して間引き収穫するつもり。
実験(というほどのものではないが)
ひと晩水につけた種と、種皮に傷を付けた種をまいて、発芽日数を比べてみた。
傷をつける方法はアサガオの種まきでおこなう方法。アサガオは硬実種子(種皮が固い)なので、水につけるのが普通だが、ニッパーなどでヘソの側に傷を付ければ水につける必要がなくすぐに播くことができる。クウシンサイもアサガオと同じ属なので応用してみた。結果は、両方とも同じ日に発芽したので効果が実証できた。
コメント
空芯菜は以前から作っているものの、クセがあり最近はあまり調理してくれず、
ポリマルチの過熱防止に植えてあるだけであまり収穫していません。
サラダ空芯菜はクセを亡くした品種なんですね。今から播きなおしてみます。
ぎゅうちゃん さま
私もいつもはまいても食べないで終わっていましたが、今年はこの品種を作ってみました。
夏場は葉ものが不足しがちなので、この空芯菜とモロヘイヤで凌ぎます。